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安いニッポン「価格」が示す停滞
中藤玲 著
日経プレミアシリーズ
安いニッポン「価格」が示す停滞: 帯、裏表紙に書かれた説明
📘「年収1400万円は低所得」の真相
📘日経で話題の記事が新書に!
◆ディズニーは世界で最安値水準
◆日本の初任給はスイスの3分の1
◆実質賃金は20年以上伸びず…
📘ニセコの居酒屋のラーメンはなぜ3000円?
―― 今、この日本で起きていること
◆「#無限くら寿司」背景に客単価
◆外国のビッグマックが高く感じられる理由
◆スタバのラテ、「高い」6割
◆「安い」ことは歓迎すべきことか
◆海外人材を取り込むメルカリ
◆ニセコの地価上昇、日本トップクラスの背景
◆崩れる日本のお家芸「アニメ」
◆コロナ後に日本の安さは変わるのか?
📘日本のディズニーランドの入園料は実は世界で最安値水準、港区の年平均所得1200万円はサンフランシスコでは「低所得」に当たる……いつしか物価も給与も「安い国」となりつつある日本。30年間の停滞から脱却する糸口はどこにあるのか。掲載と同時にSNSで爆発的な話題を呼んだ日本経済新聞記事をベースに、担当記者が取材を重ね書き下ろした、渾身の新書版。
安いニッポン「価格」が示す停滞: レビュー
📘最近、ほんの少し話題となっているビジネス書。
📘以前だと「通勤電車の広告でビジネス書の紹介を見て...」という感じの情報入手もあったのですが
📘最近は在宅勤務がメインで、お外にでないので「ネットニュース、サイト、雑誌アプリなどで紹介されているビジネス書」などから取捨選択という感じですね。
📘読む前は「日本の実情を悲観的にとらえた記事」または「でも頑張れ日本!みたいな応援記事」のどちらかなぁ~っと思っていました。
📘目次はこんな感じです。
第1章 ディズニーもダイソーも世界最安値水準
第2章 年収1400万円は「低所得」?
第3章 「買われる」ニッポン
第4章 安いニッポンの未来
📘第1章で「物価の安さ」、第2章で「人件費の安さ」、第3章で「外資マネー流入、M&A」、第4章では「コロナ後に日本がどうなるか」が書かれています。
📘新聞や雑誌の記事ベースなので、文章の中に価格などの数字が盛り込まれていて読みづらい!『アメリカ・フロリダ州のディズニーランドは約8割高い約1万4500円(約140ドル)』みたいな記述が縦書きで書かれていて...いやぁ~「箇条書きにして!」「図表にして!」「”約”とか要らないから」って思います。
📘悪く言えば、不安を煽るだけ煽って、(書籍の販売部数を伸ばして?)、解決策は、ほとんど無し...みたいな感じ。
📘政治家、官僚など国を動かす方々がどうするかっていうお話しや、個々人がどう立ち回るかみたいなお話しがあれば、ためになるのになぁ~っと思いました。