究極分析的札幌記念レース回顧 | 競馬ブック CPU泣き笑い 

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  札幌記念はサマー開催中で唯一のGⅡレースです。私の勝手な予想では近い将来にはGⅠになると思います。今回のメンバーの中にもGⅠ馬が多数出走してきていました。またそれ以外でもGⅠ2着馬も数頭いました。GⅡですが、メンバー的にはGⅠでも最高クラスのメンバー構成と言えるレースとなっていました。
 勝ったのが昨年の有馬記念優勝馬であるブラストワンピースでした。またクビ差2着馬が昨年のこのレースの覇者であるサングレーザー。また3着馬が3000㍍の菊花賞と3200㍍の天皇賞春とGⅠ2勝馬のフィエールマンが入りました。以下4着馬が昨年のダービー馬であるワグネリアン。5着馬が1昨年のマイルCSG1馬で阪神2000㍍大阪杯GⅠ2着馬のペルシアンナイトが入りました。5着馬までは超実績馬が入りました。
 このブログで究極分析(ホットコーナー指数とゴールデン比率)からの推奨馬としてデキを加味して推奨した馬は7着となったクロコスミアでした。なぜこのような結果となったか、究極分析を中心にレース回顧します。
 過去の上位入線馬傾向としてはホットコーナー指数(4角位置取り)としては3.9~5.4となっていました。今回の1着馬であるブラストワンピースの過去実績数値が6.1でした。また今回の4角位置取りが6番手でした。本馬の過去実績も今回のパフォーマンスも上位入線馬なり得る及第点を持っていて尚且つ今回発揮したとなります。したがってホットコーナー指数としては事前に予測した数値内での実走で、上位入線したとなりました。
 ところがゴールデン比率(後半3F÷前半3F)が過去上位入線馬が良馬場で0.954となっていました。これを前半3F、後半3Fタイムに置き換えると前半3Fが少なくと37.0秒以内で後半3Fは36秒後半のタイムを出せば十分との事前予測でしたが、実際には1着馬のブラストワンピースで後半3Fが34.9秒の前半3Fを37.5秒で走っての1着となりました。事前予測した前半3F+後半3Fのタイムが約73秒で今回の1着馬の前半3F+後半3Fのタイムが72.4秒でした。このゴールデン比率の構成要素である前半3F+後半3Fでゴールデン比率の質を見ることができます。今回のゴールデン比率の値は過去の数値より数段上のまさにGⅠ級でした。ゴールデン比率の過去上位入線馬の数値が0.951でしたが、それ以前にゴールデン比率の質(前半3F+後半3F)で速いタイムを持っていないとダメとなっていました。考察順位が内容より質の方が上であったわけです。今回の出走メンンバーを見て事前にそのことを予測して考察ポイントの1番上位にゴールデン比率の質を持ってくるべきであったと深く反省しています。推奨馬としたクロコスミアは前半3Fを36.5秒、後半3Fを同じく36.5秒で走破しました。この数値は過去上位入線馬の数値に近いものです。過去の上位入線馬の数値でこの馬自身は走っています。メンバーの質が例年以上であったことがレース後にも証明されました。デキを考察ポイントに加えましたが、根本的に考察ポイント及びその順序が誤っていました。しかしこの究極分析(ホットコーナー指数とゴールデン比率)がまったく当て外れでないことも証明されたレースでもありました。それだけが今回の救いでした。

それでは皆さん   GOOD  LUCK(TY)