まず先週の6・29(土)中京11レース(白川郷S)でコンピュータファクターが○◎2重△で高配的中したことはこのブログでも紹介しました。しかしその他にも競馬ブック予想者ランキングには反映していないが、予想印がついている馬で1,2,3着したレースが多数ありました。そこで連番の引き方を考察しようと思います。
この連番の引き方は決してこれが正解とは決められない問題です。このように考えるとこうなるの参考にしていただければ幸いです。
現状競馬ブックの個人(本紙、レイティング9種類以外)馬単予想者ランキングの連番(組み合わせ)数は6種類が最大と決めています。そしてその種類の中で両方(どちらからでも)もしくは片方のみを選択できるようになっています。要約すると最大種類数が6で最大予想点数が12点と決めています。
このように1レース単位で予想連番を作成して、その集計で場所単位ごとの予想者ランキングを発表しています。これはあくまで競馬ブック予想者ランキング集計するためのルールであって連番種類数、連番数です。したがってもちろん馬券購入時はご自由に買ってくださいのスタンスです。
そこでこの馬単で最大6種類12点の引き方を例に考察して行きます。この6種類の連番を作成する予想としては通常◎(1番手推奨)、○(2番手推奨)、▲(3番手推奨)、2重△(4番手推奨)、△1(5番手推奨)、△2(6番手推奨)ぐらいが考えられます。
予想の印の重みで等差級数的な重みがあるとすると、◎6点、○5点、▲4点、2重△3点、△1が2点、△2が1点を持っていると考えると分かりやすいと思います。そうすると馬単は2種類の予想の組み合わせなので、その連番の重みは上記の予想印の重みを点数化したものの合計値と考えるのが妥当です。そうすると◎○が6点+5点で11点の重みのある連番となります。以下連番の重みを予想印の組み合わせで考えると◎▲=10点(6+4)、◎2重△=9点(6+3)、○▲=9点(5+4)、○2重△=8点(5+3)、◎△1=8点(6+2)、▲2重△=7点(4+3)、◎△2=7点(6+1)となります。
そうなると予想が等差級数的な差であるとすると、上位6週類は◎○、◎▲、◎2重△、○▲、○2重△、◎△1となります。しかし等差級数的な差でない例としては◎と○の差がとても大きいとすると○2重△より◎△2の方が上位となることもあります(1頭強い馬がいると考えられる場合はそれよりの流しがよいと思われる場合)。またそれと真逆で◎、○、▲、2重△の差があまりなく▲2重△の差が◎△1より連番の重みの計算で上位と考えられる場合もあります。このように実際にはケースバイケースで連番の引き方を決めるのが理想です。実はTM個人予想は各自の考えで(本紙予想も)各個人が自由に連番の引き方を指定できるようになっています。もちろん予想印を打っていない馬は引けません。また組み合わせ下位どうしの組み合わせも引けません。あくまでも予想印からの連番です。この連番指示はとても難しいものです。実際には○2重△、▲2重△、◎△1、◎△2の4種類の選択になります。もちろん◎△2を選んで◎△1を選ばないような、どう考えても重みが下位のもだけを選べない方法となっています。
通常の基本的な流しとしては◎○、◎▲、◎2重△、○▲、◎△1、◎△2が標準的な流しとしています。そこで完全な流しとするときは▲抜きで予想をつけ◎○、◎2重△、◎△1、◎△2、◎△3、◎△4の連番を引くようにしています。逆に4頭ボックスで連番を引くときは◎○、◎▲、◎2重△、○▲、○2重△、▲2重△の6種類としています。
上記の連番の引き方は個人及び本紙予想担当者が自己判断で自由に指示できるようになっています。もちろん指示なしの時は標準的なものがディホルト値として存在します。いつも6種類の連番とは限っていませんから1種類のみ、1点予想も指示できるようにはなっています。
さて実はコンピュータファクター予想(通常CPU予想)はそのような指示は通常していません。あくまで客観的な評価を基本としています。したがって人の指示はしないようにしています。CPU予想は◎が100点、○が89点など、コンピュータで計算した数値より予想印に換えています。したがって予想印間の差は数値として求められます。このCPU予想開始した初期は上記のような計算できるので、ある種の法則(プロミグラミングした)で自動で流し、絡みとしていました。そうするとなぜか流しとなった時は絡みで決まり、絡みとなったときは流しで決まると、とても歯がゆい結果となりました。そこで現在は予想が等差級数的についたと考えて◎○、◎▲、◎2重△、○▲、○2重△、◎△1を標準としています。これに反してレイティングの前6点は絡み(4頭ボックス)としています。これは4頭を太字有力馬としていることとも関係しています。このCPU予想連番とレイティング連番では6種類目が◎△1(CPU)、▲2重△(レイティング)の違いとなっています。
6月30日の福島12レースではCPU予想の▲2重△で決まり、馬単17,280円の高配でした。また同日の函館メイン11レース(巴賞)では2重△▲で決まり69,970円の馬単配当でした。競馬ブック予想者ランキングではハズレです。賢明な皆さんはCPU予想をよく吟味して、予想印がついている馬はよくくるの考えのもとに上記のような高配を的中されたと思います。もしCPU予想で6種類目▲2重△と引いていたら3場所ともランキング上位は確実でした(中京は1位でした)。
それでは皆さん GOOD LUCK(TY)