フェブS回顧 | 競馬ブック CPU泣き笑い 

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  フェブS(11レース)前のこの日のダートでの勝ちタイムは、我社推定勝ちタイムより少しかかる傾向にありました。そしてフェブSの推定勝ちタイムが1:35:6でノンコノユメの勝ちタイムが1:36:0と標準的な勝ちタイムでの決着となりました。レースとしては前半もう少しユックリ進んでいれば、タイム的にはもっと速く走れたと思います。
 今回のコース距離である東京1600㍍ダートを最速で走る方法は、前後半を同じようなタイムで走ることです。このことは過去データより証明されています。もちろん他の場所コースでも基本的には前後半同タイムで走れば最速になることが理論上証明されています。しかし実際にはコース形態等により、少し違う場合もあります。こと東京ダート1600㍍は前後半を同じようなタイムで走ることが、最速走法であることを過去データが物語っています。
 そういったことを踏まえて今回のレースでの前後半3Fタイムを視ると、前半3Fが34.1秒で、後半3Fが37.7秒となっています。レースとしてはこのようなタイムで流れました。明らかに前半3Fが速すぎます。これでは前半先行した馬は後半持ちません。1,2着した馬はスタートで出遅れ後方よりの競馬となったことが、災い転じて福となると結果なりました。もちろん1,2着したのは力があってのことですが、助けになったことは確かだと思います。
 勝ったノンコノユメはセン馬の6歳馬です。4歳夏の帝王賞(大井)後にセン馬となりました。それ以前もフェブSで2着するなど実績はありましたが、より上を目指してセン馬になったと思います。セン馬となった以後は良くない成績が続きましたが、本年の根岸S(GⅢ)を勝ち、このレースも勝ちとやっと報われたように思います。まだ6歳ですので、今後活躍すると思います。ゴール前で顎を突き出し、首を真っ直ぐにして追い上げる独特なホームは記憶に残る名馬になると思います。
 2着したのが前年の覇者ゴールドドリームです。直線で前の馬を捉えた時は、勝ったと思いましたが、脚色がゴール前で一杯となりノンコノイユメに差されてしまいました。しかし競馬としては最も強いレースをしたのはこの馬です。まだ5歳でもあり前途洋洋な馬です。
 今回1,2着馬は今後も活躍すると思います。それと2番人気となっていたテイエムジンソク(12着)ですが、ハイペースであるのに先行したこと。東京コース不慣れ。この2点が敗因と分析しました。もちろん馬のデキ等の他の要素もあると思いますが、主たる敗因はこの2点に尽きると思います。この馬は先行して持ち味を発揮する馬なので、そのようなこの馬に向くペース(展開)となれば、今後も活躍の場はあると思います。

 それでは皆さんGOOD LUCK(TY)