このレースのレースラップはスタートより
12.7-10.7-12.9-12.5-11.8-11.8-12.4ー12.3-13.0
このようになったレースでした。
この日曜日中京ダート1800㍍で行われたレースを探すと、2レースが同じ距離です。条件が古馬500万下なのでタイム的には遅いですが、ペースは判断出来ます。そのレースラップは
12.9-11.3-13.5-13.1-12.3-12.7-12.8-12.1-12.9
この両レースのレースラップを比較すると、前半2F目より差が0.5、0.6、0.6、0.5、0.9と条件を考慮してもあまりにも差があり過ぎます。実は2レースは逃げ切りで決まり、11レース(チャンピC)は追い込みで決まりました。また勝ち馬の前後半3Fは2レースが37.7-37.8で11レースが38.8-35.8でした。条件を考慮して2レースの勝ち馬の前後半3FをGⅠクラス(レース)に置き換えると37.3-37.4ぐらいだと思います。実は逃げたモンドクラッセの前後半3Fは36.3-38.3でした。逃げ馬が勝てる推測前半3Fより1秒も速いもので、これでは前に位置した馬は総倒れとなります。唯一残ったのが3着のアスカノロマンで、その前後半3Fは36.5-37.4と後半かかっています。なんとか粘ったレースでした。
昨年も同じことを書いた記憶があります。この中京ダート1800㍍は直線の坂が非常に効いています。距離的には2000以上と考えるのが妥当です。したがってダートのマイル向きの馬は不向きです。今回もそのような上位馬構成となりました。
このメンバーで前目の位置を取ろうとすると、どうしてもオーバーペースとなってしまいます。その最たる例がコパノリッキーです。本年も前目を取ろうとして、そのオーバーペースになってしまいました。
中京ダート1800は前半のペース次第で、決まり手がカメレオンのように変わります。とても難解なレースです。一応傾向としては上位クラスになれば追い込みが決まり易く、下位条件は逃げが決まり易い傾向にはあります。ただ平均するとやはり前目がいいとなっています。全て逃げ馬及びそれに絡む先行馬のペース次第です。今回でいえば前目の好位を取れるアウォーディーが最も安心できる馬です。1着とならなくても、上位には着ます。したがって狙いとしては、アウォーディーのような馬を探し、相手は逃げねばれる馬と追い込める馬を選ぶで完璧予想となります。このことを来年も覚えていると、勝ち馬考察はスムーズ行えると思います。
それでは皆さん GOOD LUCK(TY)