宝塚記念回顧 | 競馬ブック CPU泣き笑い 

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G1当日はそのレースと同距離のレースがそれ以前にあります。今回では7レースに同じ2200芝内のレースがありました。その勝ちタイムが2.15.1で我社の重の推定タイムが2.15.8で良が2.12.5なので、重に近い(発表はヤヤ重)タイム決着となりました。7レースの発走が13:25分。宝塚記念が15:40分です。したがってその間で大分馬場は回復すると思われますが、それでもよくてヤヤ重の標準タイム(重と良の中間)となるのではと予測していました。そして結果は宝塚記念は2:12:8でした。我社推定タイムが重2:13:9。良2:10:5なのでその中間がヤヤ重の標準とするとそのタイムは2:12:2です。よってそれより0.6秒遅いタイム決着でした。7レース時点よりは良方向に回復したが、やはり若干重よりなヤヤ重であったといえます。このように事前に同じ距離ならびに違う距離でも今回で言えば芝のレースがあります。それより馬場状態をタイムより把握することは出来ます。これを勝馬検討に使用することは非常に有効な方法だと思います。特に当該距離のレース(今回では7レース)はより注意深く分析する必要があります。



 勝ったマリアライトは牝馬なので、牡馬に比べて負担重量が2キロ減です。この重い馬場では最後にこの恩恵を受けたと思います。

最も強い競馬をしたのは、クビ、ハナ差で3着となったキタサンブラックです。前半3Fが34.7秒とこの重い馬場では速すぎます。そしてその後もハロンタイムで12.3-12.1-12.4とあまりスピードを落とさず直線となり、それでも上記のような着差での3着です。この馬は本当に強くなっています。

前半いつもさほど行かないワンアンドオンリー、アンビシャスが掛かり気味に先頭を走るキタサンブラックを、突付くような感じになり、どうしても速力を落とすことが出来ず速いタイムでの走行になったと私は思います。

それでもレース後のコメントでは、騎乗した武豊Jは清く、「レースは思いどうりに運べた。ラストもよく我慢してくれた・・・・」とまさに仏様のようなコメントだと私は感じました。武豊騎手の素晴らしい人間性が垣間見えたコメントだと私は感じました。

2着したドゥラメンテはやはり海外帰りの初戦は、色んな意味でシンドイのでしょうか、力は断然1番と思っていましたが、最後グイと差しきることが出来ませんでした。競走後に騎手が下馬していましたが、どうもなければいいにですが、私が知っている現段階の情報では球節下及び繋裏面の複数の靭帯、腱に内出血とそれに伴う炎症が確認されたと発表がありました、再度の詳細チェックが近か時下

行われ、また詳細な発表と今後の予定も発表になると思います。(このブログ書き込み中に発表されるかもわかりません。その時は悪しからず。)日本における中距離以上では最強馬です。大きな怪我でなければいいのですが。




勝ったマリアライトの勝因は重をあまり苦にしないこと。牝馬のアローワンスがあったこと。それと最もの勝因は4角で6番手で回れたこと。6番手でも実質は4番手なので(横に並んでいる馬がいるので)ホットコーナー指数での過去上位馬(特に1着馬)と同じ位置です。4角でこの位置をとれたことが最大勝因だと思います。もちろんそれが出来る馬の力があったことも事実ですが。




レース前にこのブログで、重1番手としてサトノクラウンがいるのでそれのみに目が行ってましたが、このマリアライトも重巧拙では、過去重集計では2番手クラスの巧者と出ていました。ここに目が行っていませんでした。失礼しました。やはり同じデータを見ていても、それを見る目がないと今回のようなことになってしまいます。いくつになっても反省です。(反省だけならサルでもする)今後に必ず生かしたいと思います。本当に競馬道は一生ものです。このように楽しんで(苦しんで)一生終えられれば幸せものです。




それでは皆さん  GOOD   LUCK(TY)