フェブラリーステークス回顧 | 競馬ブック CPU泣き笑い 

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 我社推定勝ちタイムが良馬場で1.35.2秒でした。実際の勝ちタイムが1.36.0秒でした。やはり少し遅いタイムでの決着となったといえます。そうなるとどうしても前残りの上がりの競馬となります。勝ったコパノリッキーの前後半3Fが35.7-35.3で上がりが前半に比べて0.4秒速いものでした。非常にロスなく走ったことがこのタイムからわかります。2着のホッコータルマエが36.2-35.1で上がりが前半に比べて1.1秒も速く、前半遅すぎたことがこのタイムから分かります。3着のベルシャザールにいたっては36.6-35.1で、これはもう前半なぜもっと前へ行かなかったのか、行けなかったのか、考えさせられる前半のタイムです。あまりにも前半脚をタメ過ぎです。これでは前の馬が残ってしまいます。出走16頭中で上がりのタイムが36秒以内が15頭で、唯一例外が大きな逃げをうったエイシントップの37.9秒の一頭のみでした。東京1600ダートでこのクラスの馬となれば、前半36秒台であれば、ほとんどの馬が上がり35秒台の(限界上がりタイム)で上がってきます。各馬間で上がりタイムにあまり差の出ない、前半のタイムで各馬走りました。結果最低人気(単勝)の先行馬コパノリッキーが前残りで1着でゴールしました。2,3着がよく追い込んだ上がり最速の馬となりました。勝ったコパノリッキーの最大の勝因は前半遅いペースで、ロスのないコース内側を2番手で先行できたことです。勝ちタイムも遅く、してやったりの田辺ジョッキーのファインプレーです。これが初G1制覇となりますが、私は個人的に以前から達者なジョッキーであると認識していました。よく走ったコパノリッキー、よく乗れた田辺騎手。ともに感動をありがとう。ソチ冬季五輪に負けない感動を与える人馬であったと思います。


それでは 皆さん   GOOD LUCK (TY)