エリザベス女王杯回顧 | 競馬ブック CPU泣き笑い 

競馬ブック CPU泣き笑い 

競馬ブックのコンピュータ予想担当者が活用法などを伝授!

 勝ちタイムが2.16.6秒と重にしても非常に遅いタイムでの決着となりました。このレースより1レース前の10R、及び後の12Rもともに芝レースでした。この両レースともに重不良の平均勝ちタイムより2,3秒遅いタイムでの決着となりました。なのでこのレースだけが遅いのではなく、この日の後半レース(芝)はとてもタフな時計の要するレースとなっていました。発表は重ですが、タイム的には、不良より悪い超不良のレースであったといえます。出走馬中5頭のG1馬がいました。牝馬は一旦調子が下降すると(絶好調でなくなると)、また上昇することは、稀です。今回の出走馬中で旬のG1馬はメイショウマンボ一頭でした。しかしヴィルシーナに代表されるように、過去の実績をどうしても評価しての勝馬検討をしてしまうのが凡人の常です。おの強い強いジェンティルドンナに常に2着した馬(ヴィルシーナ)の評価がどうしても離れません。しかしそれも1年前です。やはり近走の評価(調教を含めて)が第一と改めて教えられたレースとなりました。勝ったのはその旬のG1馬メイショウマンボでした。今回も武幸四郎JKの抜群の判断による好騎乗が光ました。レース後のインタビューで、今日は馬場が悪いのでいつもより前でレースを進めた。また馬の調子としては、秋華賞がピークであった。なのでそれ以上はない、やはりそれ以下と考え、決め脚も秋華賞のように発揮できない。そのような理由で、道中および直線もあまり泥を被らない前目の外を追走して、直線も早目に追い出したとコメントしていました。まことに素晴らしい判断と実行力です。武幸四郎とメイショウマンボはまさに一身同体。人馬一体の騎乗でした。今後メイショウマンボを語る時必ず武幸四郎の名前が出てくると思います。歴史を作りました。また2着は1000万特別を勝ったばかりのラキシスが入りました。この馬も外目の3番手を道中進めていました。まったく泥を被らない競馬で、川田JKの好騎乗であったと思います。3着がアロマティコでした。1,2着馬が、ほとんど泥を被らない追走及び直線であったのと比較すると、まともの馬込みに入っての追走となり、直線は、勝ち馬の後ろをよく伸び、3着となりました。もう少し前目の外目の道中であれば、2着はあったとおもわれます。惜しい3着です。今後に注目です。先にも書きましたが、牝馬は調子の把握が非常に難しいものです。それに今回は馬場状態も非常に悪くなり、重上手、下手も勝馬検討の要素としては低くなりました。それよりも、やはり位置どり(道中での)コースどり、馬の調子が、上位入線に大きく左右したレースであった思います。


それでは皆さん  GOOD   LUCK (TY)