札幌記念回顧 | 競馬ブック CPU泣き笑い 

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この夏ではもっとも格上位メンバーが揃い、G2に相応しいレースとなった今回の札幌記念。今回は函館での施行ですが、秋G1を見据えてのメンバー構成でした。ただ今回は馬場が極悪馬場で重ではなく、ツルツルすべりバランスを崩す非常に走りにくい馬場での競走となりました。同日(函館)の9Rが同じ芝2000で勝ちタイムが2.06.9でこれが2着に大差勝ち。500万下条件では、2.06.9が飛びぬけて速いタイムと考えられ、続く10Rが2600芝で2.50.7とラップ平均が13.1秒台と考えられないとても遅い勝ちタイムでした。そしてこのレースが2.06.5秒で平均ラップが12.5秒とオープン芝のレースではあり得ない遅いタイムの決着でした。前記したようにこの札幌記念だけが遅いのではなく、この日の後半芝レースは全て極端に遅いタイムでの決着でした。重い重馬場が上手な馬では対応出来ません。滑る馬場でもある程度安定して走れる馬。及び安定して走れる場所を走った馬のみが上位に食い込める極悪馬場でした。9レース、10レース、11レースと武豊騎手は3連勝しました。おそらく9,10Rで武豊騎手はどこを走ればもっともいいか、熟知してのこの11R騎乗であったと思います。巧く逃げて、いい場所を選んで走っての勝利でした。もちろん馬(トウケイヘイロー)も、それ相当の力があっての勝利だと思いますが、今回は戦前に考えていた秋G1が見えるレースではなかったです。それほどの極悪馬場でした。結果は前回同一場所距離で施行された函館記念の2,3着が入れ替わっただけの、上位1,2、3着でした。この2,3着も負担重量が函館記念での2着馬が55K。3着馬が56Kでした。今回それが同斤の57Kで2,3着入れ替わりは必然の結果でした。今回のレース結果は馬も騎手も、このコースの経験値の差であったといえます。騎手では1着の武豊騎手が前出のように9,10,11レースを3連勝。3着の吉田隼騎手が9,10,11レース全て3着。また2着の岩田騎手もその9,10レースに騎乗していました。たいして一番人気のロゴタイプ騎乗の村田騎手は9、10レース騎乗していません。もちろん敗因の主因は馬にあると思います。この当日の騎手の経験の差も着順に少し影響していると思わせる結果でした。


それでは皆さん  GOOD  LUCK (TY)