オッズの考察   その4 | 競馬ブック CPU泣き笑い 

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 今回は時系列分析を取り入れた競馬におけるオッズ理論の概略を説明します。時系列オッズとは横軸(X)時間。縦軸(Y)をオッズとするものです。単純にはそのポイントを結んだ折れ線グラフとなります。このグラフも厳密には曲線となります。(増減率を考慮すると)本来の時系列分析とは、たとえばオッズを例にとると、オッズ値が現在1.5倍とすると、1時間後には何倍になるか、そのようなものを求めることなどに使用します。しかしこと競馬の馬券考察で使用する(できる)時系列分析は少し違います。馬券考察における純然たる時系列分析の使用法はマクロ的かミクロ的かの差はあっても、1,2着等にくるべき馬を予測する。即ちそのようなカーブを過去データのシミュレーションにより発見し(モデルケース)それに近いカーブを出した目を買いとする方法です。このカーブを私はウインカーブと呼んでいます。このウインカーブを色々な統計的、数学的手法を用いてこのカーブを発見することが純然たるオッズの時系列分析です。ウインカーブがないとするノイジーなランダムものとは考えず、線形であれ、カオス的な非線形であれ、構造があるものとの考えでのトライです。残念ながら、これと思えるもの(数式)は未だ発見していません。当たる時もあれば、外れも甚だあるのが現状です。世の中には既にこの理論を極めておられる人もきっと居られると思います。前回までに書いたインサイダー、乖離等も広義の意味では時系列分析です。

時系列分析>ミクロ的解析>(インサイダー、乖離)となります。

次回は朝一オッズ理論等のより身近なものを紹介します。また前記に興味がある人は統計学、数学(数理学)を勉強してください。特にカオス分析に代表される非線形分析(理論)を勉強されることをお薦めします。時系列オッズは線形では理解不可能です。非線形でとらえて初めて見えてきます。


それでは皆さん   GOOD  LUCK   (TY)