皆さんJCはどうでしたか。私の狙った馬はこなくて又もやの負けです。(個人予想ですよ。我社CPU予想はもちろん当たっています。)
さてこのJCですが、直線はジェンティルドンナとオルフェーヴルの追い比べで、あたかもマッチレースのような息詰まる接戦となりました。
結果ハナ差でジェンティルドンナの勝利となりました。
このシーンは非常に今後も記憶に残るものとなりました。
非常に良いシーンでした。
しかし今回のJC全体を総括すると、まず勝ちタイム2:23:1ですが、この日の他のレースでも我社推定勝ちタイムより、約一秒以上速いタイムでのレースが芝では続出していました。その勘定からいくと我社推定勝ちタイムが2:23:5でしたので、2:22:5では少なくとも走れる馬場であったと思います。
勝ちタイムからは非常に凡庸な凡戦となってしまいます。タイムが重要ではなく勝つことが重要だ。そのことは重々承知しています。しかし敢えての提言です。
この勝ちタイムが遅くなる原因は、いつでもスローペース(前半、中盤)にあります。
今回も確たる逃げ馬不在で、レースラップとしては前半3Fが35.8.後半3Fが34.7でした。そのラップもビートブラック一頭が出したラップ(前半、中盤)で、主力の第2集団はもっと前半遅いものでした。
上位入線馬の前後半3Fのタイム一覧を示すと
1着 ジェンティルドンナ 36.1-32.8
2着 オルフェーヴル 37.1-32.9
3着 ルーラーシップ 37.0-32.7
4着 ダークシャドウ 37.2-32.8
5着 フェノーメノ 36.3-33.5
このような数値でした。前半が非常に遅いので1着~4着までは、上がり3FはMAX値に近い値となっています。
ゴール前3F地点(600㍍手前)での位置取りでほとんど着順が決まります。
自転車競技種目の(ケイリン)のような直線ヨーイドンの競馬であり、なお且つ足をふむ位置が他馬より前の馬が上位に着ています。(上がり3Fが1着~4着までほとんど同じMAX値)
このことを皆さんどのように思いますか。
私は日本競馬の更なる飛躍。国際舞台で今以上に活躍する強い馬作りとは決してならないレースであったと敢えて言わせて貰います。
日本競馬の本当の質向上を考えるならば、その距離でのMAXと思われるスピードが求められて然るべきではないでしょうか。
これは競馬では出来ないと思いますが(特に日本の)マラソンのペースメーカーのようなある程度のラップで先導するものが必要です。
その為の現実的な方法は、出走各馬(陣営)の意識。競馬関係者の意識向上(主催者も含めた)が必要ではないでしょうか。
今回のレースは見るものに感動を与える素晴らしいレースでした。
しかし敢えて苦言を呈するならば、このことです。
凱旋門賞でのオルフェーヴル惨敗の本質もこのあたりに有るのかもわかりません。
本年もまだまだG1は続きます。
それでは皆さん GOOD LUCK (TY)