伊計翼「怪談社 THE BEST 邪の章」 | 読書日記PNU屋

伊計翼「怪談社 THE BEST 邪の章」

 怪談社ベスト版、第二弾である。
 通常、傑作選といえば書き下ろし3話程度のところ、本書は、なんと怒涛の書き下ろし27話!もうそれだけで1冊新刊出るんちゃう?という勢いなのだ。

 私的お気に入りを下記に。

 恐怖の軸が滑らされていき、面白くも恐ろしい「廊下で知らせ」、見えない者には知り得ない恐怖「ご注意を」、謎めいた復讐「応報」、畏れ多い「夜火」、体験者主人公で一冊ラノベになりそうな「リッチ伝説」、発表時から凄まじいインパクトだった「悪魔の面影」など、傑作目白押し。
 うん、頭からシッポまで面白かった!