戸神重明「上毛鬼談 群魔」 | 読書日記PNU屋

戸神重明「上毛鬼談 群魔」

 群馬県のご当地怪談が、ぎゅっと詰まった一冊。

 具体的な地名が書かれているので、地元の方にはより一層、恐怖が増すのでは?


 また、著者の怪談には長期取材されている体験者が登場するため、本書での再登場にあたかも同窓会のような懐かしさを覚えた。


 印象に残った話を下記に。


二分の一の教習所/不思議なだけではないところがミソ。残り半分が気になりすぎる!

噂のトンネル/それは、どこから来たのだろう。行方も気になる。

夜の切り株/首吊り遺体の真実。そう、これは他の怪談読む時にいつも気になっていたんだわ。

五月の東雲/抵抗されたので、ターゲットを変えたのかも。

国定の家/少しせつない別れ…。

姫地蔵の背景/これは実話収集なら避けては通れない問題で、大いに考えさせられる。同じ表情でも、体験者の気の持ちようで可愛く見えたり、あるいは不気味に感じられたりするのではなかろうか。


マタンゴの森/異様なビジュアルの怪異と、悲しい歴史が胸に残る。



 また、著者は怪談イベントも主催されていて、本日も著名なゲスト多数の高崎怪談会、なんと22回目が開催されている。

 高崎怪談会のイベントについてはこちらに詳しい。

高崎怪談会群馬県高崎市で行う怪談イベントを紹介しておりますリンクtakasakikwaidan.blog.fc2.com