鳴崎朝寝「宵口怪談 無明」
竹書房の怪談コンテストよりデビュー。このコンテストはプロアマ不門、ウェブで受賞作品が公開されていたが毎回レベルが高かったのである。
丁寧な筆致で紡がれる怪談を読めば、著者の怪異に対する真摯さを感じた。
お気に入りを下記に。
ひとりあるき/まるで掌編ミステリーのように、ツイストのきいた作品。なぜ男の子なのかは、永久保貴一の心霊コミックで師匠が語っていた〈気〉の理で説明できそう。
きはだ/なまめかしくもおぞましいのに、存在が控えめな怪異が印象的。
『存在しない鈴木』/なかみが気になる!!
緑の、遠くの人/教えてあげれば〜と思うけど、なかなかできないよなあ。
四匹目/怪異よりも怖い女…彼女、もしかしたら…。
つけっぱなし/プチ考えオチ?!怪異は一見地味だが、ヒヤリとコワイ。
