2001/9/12(Wed)
日本は一夜明けての今日だが、アメリカではこれから夜中になる。

110階建てのツインタワー構造のビルが、あとかたもなく倒落してしまったのだから、混乱は幾分か落ち着いたとは言え、まだまだ沈静化はしていない。

ましてや世界の心臓「アメリカ国防総省(ペンタゴン)」も、アメリカ史上初めての攻撃を受けたのだから、混乱を沈静する力はない。

アメリカの建国以来、アメリカを空爆した事のある戦力は、旧日本軍による真珠湾攻撃がと太平洋横断気球爆弾しかない。

正式にはまだその時点では、ハワイはアメリカの州として調印は済んでいなかったが、真珠湾攻撃の数日後には調印を済まされ、日本は唯一のアメリカを空爆した国として現在に至っている。

その結果は、日本国民のみならず、世界中の人が知る結果となっている。

ハワイの真珠湾、しかも軍による軍のみへの戦闘でも、日本は壊滅させられてしまったのだから、一般人を数千人を巻き込む事を前提とし、このアメリカ本土攻撃に対する報復は、間違いなく滅亡を前提とした報復攻撃となるのは必至であろう。

ワールドトレードセンタービルには、アメリカ国内はもとより、日本やEUからの企業が多数入居している。

勿論、中国や韓国、ロシアなどからも入居している。

また、ハイジャックされて特攻に使われた航空機には、善良な一般国民が多数搭乗していたに違いない。

第二次世界大戦時における、日本軍の特攻(神風特別攻撃)隊は、日本神道を背景に天皇という宗教的な、当時の誤った思想の基に行われている。

その事を踏まえて考えると、今回の特攻(特殊攻撃)は、やはり何らかの宗教的思想が背景にあると、安易に推測ができる。

自らの命を絶ってまで目的 を達成しようと考えるには、宗教的なカルトチズムが存在しなければ、それは成し得ないからだ。

ましてや、大きな旅客機を、たった1つのビルに命中させるほどの技術を持った兵士を訓練させられるほどの、高度な軍事力を持っている組織である。

旅客機は戦闘機に比べて運動能力は、オリンピック金メダル級の陸上選手と幼稚園児くらいの差がある。

それをみごとに戦闘機なみに操縦したのだし、それを複数同時に行ったのであるから、半端なテロ組織ではない。

すなわち、圧倒的な宗教思想と高度な軍事力を合わせ持った組織が、今回のテロの犯人だと認識できるのだ。

今回のテロ実行犯たちは、犠牲になった一般人に対して「正義のためならある程度の犠牲は仕方ない」とは、思っていない筈だ。

彼らの思想は「正義のために犠牲になった無関係の人たちも、これで救われる」と微笑んでいる。

すなわちTWビルの中にいた人や飛行機に乗っていた人たちも、聖戦の犠牲者だから神にによって幸せになったと、何の疑いもなく信じているのである。

この思想に近い宗教を探ると、ある程度に絞られるが、そこから高度な軍事力を持っている宗教へと絞り込むと…。

報道の通り、イスラム系のテロだという推測は、あながち間違いではないカモ知れない。



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