本を買った。古本。
古本は好きだ。安くていいものが買える。
誰かの手に、一度や二度渡って汚れていても本の内容は変わらない。
だからこそ、本は一度や二度捨てられるのだけれど。
大塚英志・・・「おたく」の精神史 一九八〇年代編
辻村深月・・・子どもたちは夜と遊ぶ(上)(下)
現在、ぼくの手の中に一番収まっている時間が多いのは、森博嗣の「モリログ・アカデミィ」の1巻である。
ちょうど「スカイ・クロラ」が劇場公開されるころに、文庫で森氏の著作(もちろん「スカイ・クロラ」である)を手にとって読み始めたら面白かった。
どう面白いかではない。面白いと感じたから面白いのだ。
ところで、ぼくは本を同時に2冊から3冊読む。
今は、森氏の「モリログ~」と同じく森氏の「ナ・バ・テア」と、そして大塚氏の別の評論を読んでいる。
ぼくは読んだ本の面白さであるとか、ここが良かったあの表現が良かった、ということが他人にうまく伝えられない。
きっと本の読み方が未熟なんだろうと思う。それなのに何冊も手をつけてしまうのである。
だからきっと脳では収拾がついていないのかもしれない。
それでも作品が面白いと思えるところに、作家の意地を見るのである。