居酒屋本屋 ~おいしい本、紹介します~ -7ページ目

居酒屋本屋 ~おいしい本、紹介します~

お酒や料理は、そのときの気分や雰囲気にあわせて楽しむもの。
本も同じように選べたら、人生少し楽になるかも?

友人の女の子は、この本を『バイブル』と呼んでいた。

人の心を動かす力があり、救いのある小説だと、僕も思う。


生きてるだけで、愛。 (新潮文庫)/新潮社
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鬱の人が世の中にはいる。

人を殺してしまう人がいる。

この社会の枠でうまく生きれず、苦しんでいる人がいる。


そういった人たちと自分との差なんて、おそらくほとんどなくて、

誰もが社会の枠から出てしまう恐れがある。


普通に生きるってなんだろうか。

それはたぶん、サーカスで観る綱渡りのような、

とても危ういバランスで成り立っている。



主人公の寧子は過眠症で引きこもり。

何かと戦うように、魂を擦り減らすように生きている。

その苦悩と、決壊。


暗さを吹き飛ばすほどの勢いとエネルギーがあるこの小説。

著者の本谷さんは劇作家だけあって、

最後のシーンの情景は迫力ある。


鬱でファンキーな小説だけれど、

どこか救いのようなものがあるように、

僕には感じられた。




本日も「居酒屋本屋」にご来店いただき、ありがとうございます。

もしよろしければ、

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