居酒屋本屋 ~おいしい本、紹介します~ -6ページ目

居酒屋本屋 ~おいしい本、紹介します~

お酒や料理は、そのときの気分や雰囲気にあわせて楽しむもの。
本も同じように選べたら、人生少し楽になるかも?

小説を面白くする要素には、いくつかあると思う。

ストーリー展開はもちろん、取り上げる題材、文体、キャラクターなど。

これら要素の中でも、とりわけキャラクターが素晴らしいのがこの小説。


砂漠 (新潮文庫)/新潮社
¥853
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誰もが(特に男性)が経験するだろう、

大学時代の非生産的な日々。

その日々をきれいに磨き、彩りを加えた小説。

そして、その生活にアクセントを与える個性的なキャラクター。西嶋。


主人公である北村の視点で描かれるからこそ、

西嶋の破天荒で何事にも動じず、自分を貫く姿が、

スポットライトを浴びて描き出される。



僕自身は、大学生の頃、早く社会人になりたかった。


何も生み出していない現状が嫌で、

社会人になれば明るい未来があると思っていた。


大学生のころの、非生産的な毎日。

ありあまる時間と体力。

友達と会っては、真面目に授業を受けることもなく、

ぐだぐだと煙草をふかす。


振り返ると、とても懐かしい。


それら日々が素晴らしかったのではないかと、

小説と自分を重ねて、脚色されていく。



西嶋のキャラクターに勇気をもらえる一冊。

なんだか何でもできそうな気持ちになってしまいます。おすすめです。



本日は「居酒屋本屋」にご来店いただき、

ありがとうございます。

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