居酒屋本屋 ~おいしい本、紹介します~ -4ページ目

居酒屋本屋 ~おいしい本、紹介します~

お酒や料理は、そのときの気分や雰囲気にあわせて楽しむもの。
本も同じように選べたら、人生少し楽になるかも?

直木賞受賞作品。

この小説を原作にした映画は、モスクワ国際映画祭でグランプリを受賞し、

高い評価を得ている、らしい。


僕が読み終えた感想としては、

うーん・・。

僕には合わなかった。

胸やけしてしまった。


私の男 (文春文庫)/文藝春秋
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なんというか、

天ぷらを食べ続けたような感じ。


味付けを変えたり、

いい油、いい素材を使ったりと、

天ぷらの中では上質なんだけれど、

やはり天ぷらは天ぷらなわけで、

食べ続けるとしんどくなる。


胸やけ。



言葉、表現には、プラス・マイナスがあると思う。


そこに喜びがあるのか、憎しみがあるのか、

嬉しさがあるのか、苦しみがあるのか。

視点となる人物が抱く感情で、表現は変わる。


この小説はといえば、憎しみや苦しみに満ちていた。

たとえば、「赤黒い舌」だったり、「踏み潰される煙草」だったり。


どこまでもグロく、これでもかと「異様さ」が押し出される。



それでも読む手を止められなかった不思議。


過去にどんどん遡っていく文章構成がよかったのかもしれない。

主人公の感情の理由が知りたくて、そしてどこかに救いを求めて、

読み続けた小説だった。


個人的には、あまりお勧めはしない。

もし手に取る場合は、

ある程度、心に余裕があるときに読むことをすすめます。



本日も、居酒屋本屋にご来店いただきまして、

ありがとうございます。


もしよろしければ、別の記事もご覧下さい。