川上弘美 No.20◇ゆっくりさよならを唱える◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

これからは国内外の多々ジャンルに飛び込みます。




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日々の暮らしの中からゆったりゆったりと、発見と喜びを探してみる。

 

 

 

 

 

◇ゆっくりさよならを唱える◇

川上弘美

 

 

「いままでで一番多く足を踏み入れた店は本屋、次がスーパーマーケット、三番めは居酒屋だと思う。なんだか彩りに欠ける人生ではある」。春夏秋冬、いつでもどこでも本を読む。居酒屋のカウンターで雨蛙と遭遇したかと思えば、ふらりとでかけた川岸で、釣竿の番を頼まれもする。まごまごしつつも発見と喜びにみちた明け暮れを綴る、深呼吸のようにゆったりとしたエッセイ集。

 

 

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「ゆっくりさよならをとなえる」です(・∀・)

 

 

エッセイ本の類は好きでは無いし、読むとなると尻込みするのですが川上弘美さんの本は結構楽しんで読んでいます。自分の主張を押し付けるところが無いからだと思います。中でも説教くさいのが1番最悪。ただでさえ人の指図受けるのが嫌いなので「なんで赤の他人のあーたに言われなきゃなんねぇんだよ」と気分が悪くなる。あともう1つは作者自身が面白い人だからです←(爆)

 

 

小説家、と言う時点で私の目には完璧に映っているので読むと時々苦しくなるのですが、この人は一挙一動が面白いので作家でなく1人の女性としてみられます。目指せ、生牡蠣20個! とか、求む、昔ながらのスパナポ! とか「ぷっ」と笑えます。日々のなんてことの無い時間がより大事になります。

ちなみに自分が1番足を運んだ場所は「本屋」、次が「YAMAHA(音楽少女だったから)」、その次が「図書館(私用の方ね)」と「スーパー」です。

 

 

一方で本のことを語るやはりこの人は「小説家だ」と思い知らされます。文章が一瞬硬くなる。自分も読んだ本の感想は本ブログで沢山書いているけどここまで小説家らしい視点や文章で書けないというか。……せめて本質や核心を突いた文章が書ければ良いのですが。

 

 

「ゆっくりさよならをとなえる」でした(・∀・)/ 

明日からは4月、ということで復刻イベ! アシモフ、とうとう翻訳作品読破達成!? ドイル、チェスタートンを読みまくる合間にも北欧ミステリー、文スト・宝塚制覇計画も進行!

 

 

そんなわけで5日間、アシモフwithユニオン・クラブ奇譚祭りだ〜!(*^o^*)/