ワタリガラス、ビデオ、詩集ーーー其処に共通するのは鴉。
◇カラスを収集する男◇ -The Man Who Collected Ravens-
エドワード・D・ホック 木戸淳子 訳
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ある郊外のショッピングセンターから1匹のワタリガラスが盗まれた。ジョン・コルボ巡査部長が捜査にあたるが、同じ侵入手口で今度はビデオが盗まれた。そのビデオの主人公は「レイヴン」と言ったーーーワタリガラスのことだ。3回目はポーの『大鴉』が収録された詩集が盗まれた。コルボは4番目のターゲットがイタリア語で「カラス」を意味する「コルボ」を持つ自分だろうと考え、部下のスローンと張り込むが……
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「カラスを収集する男」です(・∀・)
題名通り「カラス」にまつわるミステリです。今回はショートショート。大変短いです。5分で読めます。だからこそ意外な真相と更なる謎と惨劇を予感させるラストが寒気を与えます。
文字数は少なく、第三視点からの事実しか読者はことを知ることが出来ません。「何故?」は明かされないし、ラストもどうなるか分からないところにショートショートだからこその怖さがあります。
「カラスを収集する男」でした(・∀・)/
遂にヴェルヌがグランド・フィナーレ!!(*^o^*)/