ジョン・ラッツ 他◇in ハリウッド 猫の事件簿◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

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猫+映画=ミステリー!

 
 

 
◇in ハリウッド 猫の事件簿◇ -Cat Crime-
ジョン・ラッツ 他 伏見威蕃 訳
 
 
あらゆる夢と欲望が渦巻く街ハリウッド。その裏側を覗いた猫たちがおくる17編のミステリ。亡き女優の飼い猫を世話すれば映画にでられる―いわくありげな仕事を引き受けた女優の卵の運命は…。ジョン・ラッツの「クレージー・ビジネス」、映画界の生き証人である老人がキートン殺害計画の謎を孫に明かす、ジョン・L・ブリーンの「銀幕に愛を」など、新たな魅力が加わったシリーズ注目作。
 
 
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1.死んで稼ぐ男(テリー・ブラック)
  (Dying For Dollars)
 
 
2.マジックの宮殿(エドワード・D・ホック)
  (The Magician's Palace)
 
 
3.スターにごちそうを(ローシェル・メージャー・クリーク)
  (Cat in the Act)
 
 
4.不死身のタルバート(バーバラ・コリンズ)
  (The Ten Lives of Talbert)
 
 
5.スペースキャット(バーバラ・ポール)
  (Spacecat)
 
 
6.漫画スタジオの愉快な仲間(ビル・クライダー)
  (Cap'n Bob and Gus)
 
 
7.クレイジー・ビジネス(ジョン・ラッツ)
  (A Crazy Business)
 
 
8.終わりを待つ老優(トレイシー・ナイト)
  (Lizzie and the Wonder Boys: A Bit of Sun Before Midnight)
 
 
9.銀幕に愛を(ジョン・L・ブリーン)
  (Credit the Cat)
 
 
10.スキャンダルに猫一匹(レス・ロバーツ)
   (The Catnap)
 
 
11.霊媒猫の呪い(ジル・M・ローガン)
   (The Krystal Caper)
 
 
12.母娘の絆(ジャン・グレープ)
  (Just an Alley Cat)
 
 
13.哀しみにくれる歌姫(テッド・フィッツジェラルド)
   (The Cat that Got Away)
 
 
14.喜劇の故郷(P・M・カールスン)
   (The King of Comedy: Or, A Policeman's Lot Is Not A Happy One)
 
 
15.猫の上前(キャスリーン・デイン)
   (Defrauding The Cat)
 
 
16.第二の天性(リヴィア・ウォシュバーン&ジェイムズ・リズナー)
   (Second Nature)
 
 
17.ハリウッドは幻想の街(ブルース・ホランド・ロジャーズ)
   (Hollywood Considered as a Seal Point in the Sun)
 
 
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「in ハリウッド 猫の事件簿」です(・∀・)
最近猫×ミステリー・アンソロジーが続いていますが、猫はミステリーの他にも映画とも相性が良いようで本書は猫×ミステリー+映画またはハリウッドがテーマです。
 
 
猫と映画というぐらいだから猫が映画に出るものばかりなのかと思いきやそうでもなく、女優の飼い猫だったり、猫が事件のきっかけだったり、手がかりだったりもします。前者はまさしく本書にふさわしいと言えます。
登場人物も当然ながら俳優と女優多し。映画監督とプロデューサーもいます。またはハリウッド映画界の厄介ごとを解決する探偵ですかね。16は探偵の父を持つ女優の話ですが、躓きながらも体当たりで解決する様は見てて応援したくなります。
 
 
風変わりな依頼の甘くない話の7、その殺人計画の裏には……9霊媒猫と名高い猫を盗んだ不運で結果オーライな話な11、女優とある青年の運命的な出会いな14……これを読んだら、あなたも映画を観ませんか? できれば猫が出てくるやつ。
 
 
「in ハリウッド 猫の事件簿」でした(・∀・)/ 
一緒に未来の故郷を見に行きませんか?(*^o^*)/