G・K・チェスタトン編 No.1◇探偵小説の世紀・上◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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チェスタトンが選ぶベスト・オブ・探偵小説!

 
 

 
◇探偵小説の世紀・上◇ -A Century of Detective Stories-
G・K・チェスタトン 編 宇野利泰・他 訳
 
 
短編小説の長所はここにある。およそ謎解き小説であるかぎり、一つのアイデアを軸にして、ストーリーが展開する。したがって、ストーリーが短くてこそ、そのアイデアが新奇で、ユニークなものであるかどうかを的確に識別できる。技術的なアイデアであるのが必要な場合は、案出されたトリックの実行と解明とが、迅速であればあるほど効果的なのだ。─G・K・チェスタトン(序文より)  
 
 
☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆  
 
 
1.ジグソー・パズル(レナード・R・グリブル)
  (The Jigsaw)
 
 
2.大強盗団(E・フィリップス・オッペンハイム)
  (The Great West Raid)
 
 
3.アズテカ族の髑髏(ギャヴィン・ホルト)
  (The Aztec Skull)
 
 
4.鉄のパイナップル(イーデン・フィルポッツ
  (The Iron Pineapple)
 
 
5.真珠のロープ(H・ド・ヴィア・スタクプール)
  (The Rope of Pearls)
 
 
6.読心術合戦(エドガー・ウォーレス)
  (The Mind-Readers)
 
 
7.8:45列車内の死(フランク・キング)
  (Death on the 8-45)
 
 
8.根気づよい家捜し人(C・E・ベックホファー・ロバーツ)
  (The Persistent House-Hunters)
 
 
9.くずかご(アラン・メルヴィル)
  (The Waste-Paper Basket)
 
 
10.死の舞踊(ジョージ・グッドチャイルド)
   (Death in the Dance)
 
 
11.犯罪学講義(G・D・H&M・コール
   (A Lesson in Crime)
 
 
12.無抵抗だった大佐(E・C・ベントリー
   (The Inoffensive Captain)
 
 
13.剣によって(セルウィン・ジェプスン)
   (By the Sword)
 
 
14.無用の殺人(ミルウォード・ケネディ
   (Superfluous Murder)
 
 
15.ハムプステッド街殺人事件(クリストファー・ブッシュ
   (The Hampstead Murder)
 
 
16.エルキュールの功績(べロック・ローンズ)
   (A Labour of Hercules)
 
 
17.みずうみ(W・F・ハーヴェイ)
   (The Lake)
 
 
18.極秘捜査(G・R・マーロック)
   (In Confidence)
 
 
19.真紅の糸(J・J・ベル)
   (A Thread of Scarlet)
 
 
20.金色の小鬼(トマス・バーク)
   (The Yellow Imps)
 
 
☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆  
 
 
「探偵小説の世紀・上」です(・∀・)
 
 
今回は超久しぶりなG・K・チェスタトンが選んだベスト・オブ・探偵小説です。チェスタトン(1874〜1936)の選んだ作家20人は皆、本格黄金時代前後の1900年代作家で内容はどちらかといえば古めかしいものが多いですが、さすがはチェスタトン、面白い作品ばかりです。フィルポッツを目当てに読みましたが、未読作品が多かったので当たりでした。
 
 
ジグソーパズルに殺人現場が!? 大泥棒マシュー率いる大強盗団を捕まえろ! 髑髏を拾ったばっかりに血生臭い宝探しに巻き込まれて!? 鉄製のパイナップルに抗えないほど惹かれた男の凶行、盗まれた真珠が絞首刑の役割を果たす!? その家をどうしても借りたい、しつこい夫婦の秘密とは? 昔の事件の意外な結末、伊達男は最期のダンスを踊る、殺人事件はこうすれば完全犯罪が成立する!? 密接な関係の父子が残した暗号手紙とは、折れた剣が殺人者を断罪する! しなくてもいい殺人を犯した男は……助けを求める男女を救えるか!? 「みずうみ」が変だった理由とは!? 真紅の糸は罪人の証、殺人を犯した男を金色の小鬼が付きまとう!
 
 
「探偵小説の世紀・上」でした(・∀・)/
この調子で下巻もGO!(*^o^*)/~