G・K・チェスタトン No.1.5◇探偵小説の世紀・下◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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チェスタトンが選ぶベスト・オブ・探偵小説!

 
 

 
◇探偵小説の世紀・下◇ -A Century of Detective Stories-
G・K・チェスタトン 編 乾信一郎・他 訳
 
 
われわれ夢想家は、毎日毎夜、さまざまな殺害方法を研究しつづけているが、幸か不幸か、それをビジネスマンのように実行に移す勇気を欠いている─と遣る方ない想いを述べるG・K・チェスタトンのお眼鏡に適った黄金時代の作品群。当巻には、フォーチュン氏が海上の追跡劇を演じる「青年医師」やソーンダイク博士の慧眼が立ち所に真相を看破する「白い足跡の謎」などを収録。
 
 
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1.三つの鍵(ヘンリー・ウェイド
  (The Three Keys)
 
 
2.遺伝(アントニイ・マースデン)
  (Heredity)
 
 
3.青年医師(H・C・ベイリー
  (The Young Doctor)
 
 
4.豚の足(F・A・クマー)
  (Pigs' Feet)
 
 
5.一ドル銀貨を追え(アール・デア・ビカーズ
  (The Dollar Chasers)
 
 
6.ミス・ヒンチ(H・S・ハリスン)
  (Miss Hinch)
 
 
7.封印された家(ハルバート・フットナー
  (The Sealed House)
 
 
8.強い兄ジョン(ハーバート・ショー)
  (Strong Brother John)
 
 
9.障壁の向こうから(J・S・フレッチャー
  (From Behind the Barrier)
 
 
10.カステルヴェトゥリを殺したのは誰か?(ギルバート・フランコウ)
   (Who Killed Castelvetri ?)
 
 
11.白い足跡の謎(R・オースチン・フリーマン
   (The Case of the White Footprints)
 
 
12.偽痣(J・D・ベリスフォード)
   (The Artificial Mole)
 
 
13.中の十二(ネリー・トム=ギャロン&コールダー・ウィルスン)
   (The Middle Dozen)
 
 
14.エイブル・クルー(ヘンリー・ウッド夫人)
   (Abel Crew)
 
 
☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆  
  
 
「探偵小説の世紀・下」です(・∀・)
前回に続いて下巻。本書はここでおなじみソーンダイク博士が登場。肝心のソーンダイク博士は後半にしか出てきませんが、前半のワトスン役のジャーヴィスと友達のフォクストンの舌戦も見ものです。すごいなこの人たち……
 
 
5は中国系アメリカ人探偵チャーリー・チャンの生みの親、ビカーズの作品です。1枚の銀貨を巡る船上での、ワイシャツを添えた奇妙な奇妙な冒険です。日本人ボーイ、タツがいい味出してます。……が、アジア人のことどう思っているんだ欧米人って……と思いました。そして殺人なしでここまで引っ張るとはすごい!
 
 
ダイヤモンド入りの金庫を開けたのはどの鍵だ!? 遺伝は苛む、ダイヤモンド盗みの容疑をかけられた青年医師は無実か否か!? 秘密主義な恋する謎の男の正体とは? 銀貨を巡る冒険〜ワイシャツを添えて〜、女殺人鬼VS女探偵、事件発生後、封鎖された家で見つかった証拠とは!? 兄は死してなお、弟を支配する! 弟の失踪を異常に怯える男の懸念は的中する! 裁判で明らかになる「カステルヴェトゥリを殺したのは誰か?」両足の小指が欠けた足跡を示すのは誰か? 敬虔な姉の駆け落ちの意外にして意味深な顛末! 贋金が回る回る華麗なルーレット! 果たして子どもは村人に慕われている老人エイブル・クルーが調合した丸薬で死んだのか!?
 
 
「探偵小説の世紀・下」です(・∀・)/
次は犯人とパイプを探せ!?(*^o^*)/~