アーサー・C・クラーク No.30◇神の鉄槌◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

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地球に隕石が衝突する! 名前通り地球を破壊する隕石を回避せよ!

 
 
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◇神の鉄槌◇ -The Hammer of God-
アーサー・C・クラーク 小隅黎&岡田靖史 訳
 
 
西暦2109年、太陽に接近しつつある未知の小惑星が発見された。その後の観測の結果、怖るべき事実が判明、この天体は八カ月後に地球と衝突するというのだ! そうなれば爆発の被害はもとより、粉塵による太陽光の遮断と硝酸雨のため、地球は今後数十年間居住不能な死の星と化してしまう。この危機に際し、最新鋭の宇宙船「ゴライアス」は特殊任務を命じられ小惑星へと向かったが…巨匠が満を持して放つ迫真の宇宙SF。
 
 
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アマチュア天文家のミラー医師が発見した彗星は物凄いスピードで太陽に接近し、しまいには地球に衝突する運命にある、災厄の彗星だった!
 
 
インドの破壊の神にちなんでカーリーと名付けられた彗星を軌道から逸らすためにシン船長率いる「ゴライアス」号が地球を旅立つ。
 
 
カーリーを利用して永遠の命を嘯く宗教団体「クリスラム教」によっめマスドライバー「アトラス」を破壊されるも代案を思いつく「ゴライアス」だったが、思った以上にカーリーは強力だった。カーリー爆破のための爆弾を用意するが、ある事故から全ての燃料が失われ、「ゴライアス」のメンバーは脱出不可能の事態に陥る。死を覚悟する「ゴライアス」のメンバーだったがーーー!?
 
 
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「神の鉄槌」です(・∀・)
久しぶりのオンリー、クラークです。
読んでいて、「あー、クラークだなぁ」と思いました。なんでだろ。文章の書き方や表現の仕方が本能でクラークと察知しているんでしょうか。
 
 
本書は衝突する隕石「カーリー」による危機を回避しようと奮闘するシン船長らの話で「渇きの海」と同じ、危機的状況からの脱出がテーマです。
隕石かぁ。今まで結構地球に落ちそうになったりしてますよね。きっと分からなかっただけで隕石が原因の惨事とかあったかもしれません。「隕石は落ちるのではない。通るそこにたまたま地球があるだけ」に激しく納得。
 
 
宗教団体による妨害と事故からの絶体絶命は手に汗を握るものがあります。死を覚悟するところとか目が離せません。
まさかの結末でしたが、これはいつか来てもおかしくない未来なのだということを肝に銘じる必要があります。
もしその時が来たら、わたしは覚悟を決められるんでしょうか……
 
 
「神の鉄槌」でした(・∀・)/
次はなんと、久しぶりの北欧ミステリー! いざ、トラウマ克服へ(*^o^*)/~