アイザック・アシモフ No.48.5◇ファウンデーションへの序曲・下◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

これからは国内外の多々ジャンルに飛び込みます。




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セルダンは心理歴史学を実用可能にできるのか!? 様々な世界へ行き着いた果てにあるものは!?

 
 
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◇ファウンデーションへの序曲・下◇ -Prelude to Foundation-
アイザック・アシモフ 岡部宏之 訳
 
 
銀河帝国の皇帝クレオン一世は、セルダンの心理歴史学を利用して銀河の平和をいつまでも維持しようと考えていたのだ。だが、この理論が銀河帝国の転覆をはかる敵の手におちれば、帝国は崩壊しかねない。その場合はセルダンを殺したほうがましだ、と皇帝は決断する。身の危険を感じたセルダンは、皇帝と敵勢力の追っ手から逃げまわりつつ、心理歴史学を完成させようとするが……絶大な人気を誇る巨匠の傑作シリーズ第6弾
 
 
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セルダンとドースの逃亡の旅は続く。
2人は時にその惑星のタブーを破り、危害を被りながらも探求を続ける。
 
 
惑星マイコゲンの不可侵領域サクラトリウムでオーロラ、ロボットについて知り、ダール地区の危険区域ビリボトンで"地球"に知る。彼らに協力する者、協力しつつも良くは思わない者たち、危害を加えようとする者たち、様々な出会いの中、セルダンはついに恐れていた事態に陥る。
 
 
恐れていた事態に陥ったその時、セルダンは心理歴史学の実用可能の兆しを見た! 
 
 
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「ファウンデーションへの序曲・下」です(・∀・)
 
 
掟破りから始まって最後の驚きの展開までノン・ストップです。
始終タブー破りまくり&危険に脚を突っ込みまくりなセルダンとドース。これ、主人公じゃなかったら死亡フラグだよ! ビリボトンのナイフ合戦とか! ドース危ない! でも強い! かっこいい!
 
 
ヒューミンが手配した協力者たちはだんだんセルダンたちをよく思わなくなりますし、その分、セルダンとドースの信頼関係が際立ちます。あとビリボトンのレイチ少年が好きです。こういう少年は根は良い子だとわたし知っています。
 
 
ヒューミンと言えば。
やっぱり只者じゃなかった! 
それどころか……!! もう……なんと言っていいのか……とりあえずその名が出た瞬間、「だおおおおおおおお」と心が嵐になりました。あと泣きそうになりました。わたしはこの人の名前を聞くといつも泣きそうになります。
 
 
すべての始まりにして、これからの根元。心理歴史学。根が張った瞬間でした。
ファウンデーション設立の経緯も少し明らかになりました。うう、本当に泣きそうだ。貴方はずーっとずーっと人類のことを考えていたんですね。たった独りで!
 
 
ファウンデーションが産声を上げるまであと2冊! アイザック・アシモフの読破達成まであと2冊!←なんてこったぁ!!
 
 
「ファウンデーションへの序曲・下」でした(・∀・)/
次は「文豪ストレイドッグス制覇計画」で、武装探偵社の頭脳と言うべき「江戸川乱歩」が登場です!(*^o^*)/~