第一ファウンデーションと第二ファウンデーションとガイアがついに顔を合わせる! トレヴィスはある決断を強いられる!
◇ファウンデーションの彼方へ・下◇ -Foundation's Edge-
アイザック・アシモフ 岡部宏之 訳
滅びたはずの第二ファウンデーションは実は生き残っており、銀河の歴史を蔭で操作しているのではないか? 青年議員トレヴィズの大胆な推理は、第一ファウンデーションを震撼させた。ただちにトレヴィズは第二ファウンデーション探索の任務を与えられ、考古学者ペロラットと共に外宇宙へ送りだされる。だが、そこで見つけたものは……? 人気シリーズをさらに壮大な未来史へと発展させ、ヒューゴー賞に輝いた傑作長篇!
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トレヴィズはセイシェル星区で自分を裏切ったコンパーと思わぬ再会を果たす。コンパーはトレヴィズに第二ファウンデーションを探すなと忠告(という名の警告)をするが、当然話し合いは決裂する。
コンパーは第二ファウンデーション員の1人ーーー"観測者"としてジェンディヴァルの指示の下、情報を流していた。ジェンディヴァルは引き続きトレヴィズを警戒する。
トレヴィズとペロラットはセイシェル大学で地球を研究しているクィンテゼッツに会う。トレヴィズはセイシェルのある伝説からガイアの居場所を突き止める。
一方、ブラノはガイアを調べるべく、セイシェル星区にファウンデーションの宇宙艦隊を出し、自分も出発する意志を固めた。
トレヴィズとペロラットはガイアに接近しすぎて逆に連れ込まれてしまう。そのガイアはトレヴィズらの概念をぶち壊す異質な惑星、いや世界だった。
第一ファウンデーション、第二ファウンデーション、ガイアがついに集合する!!
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「ファウンデーションの彼方へ・下」です(・∀・)
上巻以上にとんでもない展開になっています。っていうか比べものにならなーい←
下巻では、
・コンパーとの思わぬ再会とその諍い。
・コンパーの正体と発言者ジェンディヴァルとの会話。
・トレヴィズ、ペロラット、クィンテゼッツとの会談。
・ブラノとコデルとの会話。第一ファウンデーションの進撃。
・ガイアと対面するトレビュスとペロラット。
・ガイアとは? ブリスとは? ドムとは?
そして選択を迫られたトレヴィズ。
・第一ファウンデーションと第二ファウンデーションの対面。
・ノヴィの正体、ミュールの秘密。
・トレヴィズとペロラットの別れ。
・トレビュスの旅は終わらない。
……が書かれています。
他作品の登場キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
ロボット! 〈永遠人〉! ここでその名前を聞くとは!!
アシモフの全ての作品はファウンデーションに通ず。壮大なリンクと伏線にゾクゾクします。カチカチとパズルのピースがはまって全貌が明らかになろうとする瞬間にワクワクします。
ここで面白いのがガイア。ガイアに住む人が全員ガイアの意識を共有している。つまり世界がトレヴィズたちに語りかけている。言葉も出ない……
しかもここでまさかのミュールとガイアが繋がります。それでもミュールって一体……
ここでついに第一ファウンデーションと第二ファウンデーションが顔を合わせます。……が! 物語の核はもはやファウンデーションだけに非ず。
というかファウンデーションよりも奥の未知の領域に入っています。
地球はどこにあるのか? どうして消えたのか? ロボットは?
ファウンデーションうんぬん通り越してこれが1番気になります。まさしく題名の通り、「彼方」に答えがあるのです。
本書はトレヴィズは地球を求めてガイアを出るところで終わりました。第5巻に乞うご期待!!
「ファウンデーションの彼方へ」でした(・∀・)/
次はまたもエラリー・クイーンの珠玉のアンソロジーです(*^o^*)/~