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「黒後家蜘蛛の会 6」です(・∀・)
もっとも6云々はわたしが勝手に考えたのですが!
アメリカでは「The Return of Black Widowers」という題名ですでに出版されていますが、悲しいかな、日本ではまだ未翻訳。
もし翻訳されたら「黒後家蜘蛛の会 6」という題名だろう! という予想でこうなりました。←
さて、上の2作はその「The Return~」の中に収録され、翻訳された数少ないもの。
ゲストが濃いwww
1のゲストはアメリカではスーパーマンと並んで有名なバットマン。これは「バットマンの冒険 2」にも収録されています。バットマン・アンソロジーです。これも近々アップします。お楽しみに♫
2のゲストは黒後家蜘蛛の会の名給仕にして名探偵のヘンリー!
「あのヘンリーが僕らに助け? まさか!」と驚くのも無理はありません。ヘンリーは黒後家蜘蛛の会メンバー6人が束になっても敵わないほどの頭脳の持ち主。そんなヘンリーに一体何が?
本編で初めてヘンリーのプライベートが明かされます。
「会心の笑い」以来のヘンリーの内面が明かされます。
ヘンリー、それは……おめでとう! と言うべきなの!? どうなの!?
まぁ、メンバーの反応に見たようにこれからも黒後家蜘蛛の会で給仕をやってくれればそれでOKだけどね!
本作はハヤカワミステリマガジン1990.7月に収録されました。その時本誌はアシモフ特集をやっており、エッセイが載っておりましたが、そこに大変興味深い記事が。
さて。「黒後家蜘蛛の会」はこれで最後です。最後です←
「黒後家蜘蛛の会」を読んだのが7月終わりだったのでわずか1ヶ月足らずの付き合いでしたが、影響は大きく、
レストランとかで男子のみの集まりを見ると「リアル黒後家蜘蛛の会!?」と考える自分がいました(笑)
おかけで「もし黒後家蜘蛛の会の時期とメンバーが21世紀のアメリカとその学生(高校生か大学生)だったら」という妄想が生まれました←重傷
ああ、寂しい。メンバーのほとんど喧嘩腰な会話もなんでも言い合える雰囲気もヘンリーの推理にももう会えないのです。
アシモフ自身は「黒後家蜘蛛の会」の最後を書きませんでした(パスティーシュはあります)。「黒後家蜘蛛の会」は今日もニューヨークのどこかのレストランで会合を開いているような気がします。
ではお別れの言葉を。
世にも珍しい、音程のない、桁外れな音痴のアヴァロン、
ぶっきらぼうな遅刻魔(「遅刻はしてない、遅刻は!」)トランブル、
顕示欲の塊のアシモフの友達、頑固な噛み付き屋ルービン、
自分の煙草にむせる皮肉屋ドレイク、
調子がよくて洒落者な似顔絵描きゴンザロ、
言葉遊び大好き、会一番のグルメ、ホルステッド、
そして黒後家蜘蛛の会の名給仕、そして名探偵ヘンリー!
みんなみんな、お元気で!
「黒後家蜘蛛の会 6」でした(・∀・)/
次はエラリー・クイーン、国名シリーズ以外の初の長編です(*^o^*)/~