自身の投影、精神の全ての吐露。ゲーテの永遠の青春文学!
◇若きウェルテルの悩み◇ -Die Leiden des Jungen Werthers-
「もし生涯にこの書が自分のために書かれたという感じるような時期がないなら、その人は不幸だ」と晩年、作者が語った永遠の文学。
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こんばんは。あまり推理小説を読み過ぎても頭がパニクるので気分展開に古典読みます。
古典も好きなので古典小説も微々ながら読んでいこうと思います。
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本書はあまりにも有名過ぎるのでいまさらあらすじ紹介もないので省きます。
「若きウェルテルの悩み」は前回の「箱の中の書類」と同様手紙のみで構成される書簡体小説で、
ゲーテの若いころの体験や思想や精神がほとんど全て吐露されていると言っていい作品です。
ゲーテも友人の婚約者ロッテ嬢に恋をしてとても苦しみました。
彼は街を去ることだけで済みましたが(ただし関係は……)、ウェルテルはそれだけで済まなかったことが決定的な違いですね。
第二部は友人エルーザレムの体験が基です。
当時はかなりの評判でウェルテルのように拳銃自殺が流行ったとか。「曽根崎心中」で心中が流行ったのを思い出しました。←
「若きウェルテルの悩み」でした(・∀・)/
次回はまた推理小説に戻ります(*^o^*)/~