ジョン・ディクスン・カー No.3◇絞首台の謎◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

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「絞首台」を使者に、死人に車を運転させ、幻の街を創造する殺人者の名前はジャック・ケッチ! 

そしてその「謎」にアンリ・バンコランが挑む!
 
 
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◇絞首台の謎◇ -The Lost Gallows-
ジョン・ディクスン・カー 井上 一夫訳
 
 
不気味なほどに精緻な絞首台の模型。この面妖な贈り物を皮切りに、霧深いロンドンに奇怪な事件が続発する。霧の中に巨大な絞首台の影が浮かび上がり、喉を掻き切られた死体がリムジンを駆って夜の街を疾走する。そして、十七世紀の絞首刑吏ジャック・ケッチを名乗る怪人物から届いた殺人予告。この悪夢のような事件に立ち向うのは、名探偵アンリ・バンコラン。カー初期の雄編。
 
 
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「絞首台の謎」です(・∀・)
図書館からやっと借りれました(°∀°)b 
 
 
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アンリ・バンコランとわたしジェフが会員になっている〈ブリムストン・クラブ〉で精巧な絞首台の模型が発見された。
 
 
その前に空に浮かぶ絞首台の影の話を聞かされた一行は今度は目の前で死人が運転する車を目撃する。
 
 
絞首台の模型の持ち主が絞首刑に処せられるルイネーションの街とは一体どこにあるのか。
一方、ジェフは愛人シャロンの知己コレットから事件の根本となった出来事を聞かされる。
 
 
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というわけでアンリ・バンコランシリーズ、第2作目、「絞首台の謎」です。
 
 
なんてまあ、怖い舞台設定だこと!
 
 
絞首台と来ましたよ。古き良き時代の嫌な遺物ですね!
ジャック・ケッチは英国で実在した死刑執行人の代名詞となった男です。斬首が下手だったそうです((゚m゚;) 
 
 
幻の街といい、空に浮かぶ絞首台の影といい、幻想味溢れる一冊です。霧の街中をふらふらと歩いているような錯覚を覚えます。真相が明かされた時、霧が晴れて初めてら自分の歩いている街の様子がありありと分かった時と同じ気分になりました。「ああ、こんなだったのか!」という感じ。←意味分からん。
絞首台があるなら、もちろんギロチンもありますよね、大先生!
 
 
再び探偵、アンリ・バンコラン。
この人、怖い。再び。
特にラスト! 「それ」が場違いじみているところが恐ろしい(((( ;°Д°))))
 
 
そしてジェフ君。
そして、彼女とはどうなるの!? 再び←
 
 
「夜歩く」では容疑者の1人の愛人にすぎなかったシャロン嬢は今回、めでたくジェフ君の愛人に昇格。「愛人ってなんだよ!」と突っ込みましたが、この2人のふくざーつな付かず離れずな関係ならこっちの方が合っている。…………気がします。←自信ない。
 
 
「髑髏城」ではシャロンのしゃの文字もなかったですが。この2人、この先どうなるの?
わたしはこういうサイドストーリーが好きなので気になって気になって気になってしょうがないです。
 
 
これ以上は長くなるので省きますが、一言。
結婚するの? 別れるの? どっちだ!!
 
 
「絞首台の謎」です(・∀・)/ ←無理やりすぎる。
セイヤーズ女史も残り3冊! 次回は「顔のない男」か「箱の中の書類」のどれかです(*^o^*)/~