モーリス・ルブラン No.16◇謎の家◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

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二つの誘拐事件の裏側に「謎の家」

 
 
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◇謎の家◇ -La Demeure Mysterieuse-
モーリス・ルブラン 井上勇訳
 
 
素晴らしい宝石をつけた女優が誘拐され宝石を奪われた事件に端を発して、お針子がまた誘拐された。しかも連れ去った者も連れ去られた場所も同じ。この奇妙な事件を結びつけるものはなにもない。被害者の記憶から浮かび上がったメラマール伯爵とは何者なのか? しかし、この事件にリュパンことジャン・デンヌリという爵位をもった航海士が首を突っ込んだことから意外な事実が浮かび上がった。長年の確執から発した犯罪とはいえ、そこには巧みな犯行トリックが隠されていた。《謎の家》をめぐって繰りひろげられるアルセーヌ・リュパンの大活躍。
 
 
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今年初の推理小説の時間は「謎の家」です(・∀・)
だいぶ遅くなりました 昨日が半年かけて準備してきたものの発表だったため、推理小説の記事をアップする余裕はありませんでした>_<
 
 
今日から平常運転……できたらいいな!(^▽^;)
 
 
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ある時、誘拐事件が起こりました。火事に乗じて女優レジーヌが誘拐されました。彼女はその時、素晴らしーい宝石を身につけたことから狙われ、宝石を奪われてしまいました。
 
 
それからしばらくしてマネキン(ファッションモデルのこと。マヌカン?)のアルレットが誘拐されました。しかも同じ場所に。女優レジーヌの誘拐とアルレットの誘拐の接点は? 理由は? そして2人の記憶から浮かび上がったのは……
 
 
そして運命のいたずらか、皮肉か、警察からは「バーネット探偵社」で手を組んだ(?)ベシゥー警部が乗り出します。ベシゥーはバーネットことデンヌリことリュパンに対して時には協力、時には非難、常に警戒していましたが、今回はどうなる……(´∀`)?
 
 
感想☟
 
 
 
 
 
 
 
「お、おっおっおっ……!」
 
 
悲運の家の主、メラマール家の人間関係がものを言います。まさに長年の確執が生んだ事件でした。
でも人間って昔も今も一緒なんだな……(; ̄ェ ̄)
 
 
ちなみにわたしは本書のヒロイン、アルレットを巡ったデンヌリと婚約者アントワヌの対決が結構好きです。リュパンって恋愛ばっかしている割には三角関係がないので……(´∀`)
 
 
「謎の家」でした(・∀・)/
次は「バール・イ・ヴァ荘」です(*^o^*)/~