長い外出自粛生活が続いていますが、
ようやく明日緊急事態宣言が解除されるようで、ほっとしています。
梅雨になる前に自由に外出できるかな。
主婦にとっては家にいる時間が長くても、自由時間が増えるわけではなく、製本も遅々として進まず、ですが、
短時間でも何かに没頭できる時間は本当に気分転換になるなぁと再確認しているこの頃です。
私が英気を養う方法は、
体(心も)が疲れた時はヨガ、心が疲れた時は製作です。
方法は人それぞれですね。
・・
今日は製本で使っているのりボンドについて。
製作のプロセスや紙などメインの材料については述べてきましたが、のりボンドは地味な存在で言及したことなかったですね。必須材料なので、ご紹介しておきます。
でんぷん糊と木工用ボンドを1:1の割合で混ぜ、水を足して緩くし、濾してから使います。それだけです。
ボンドの方は、専用の製本用ボンドという物も売っており、私も使っていますが、ホームセンターなどで売っている一般的な木工用ボンドで大丈夫です。製本の先生にそのように習いました。但し速乾性木工用ボンドは使わないでくださいね。
実は、製本専用のボンドと一般の木工用ボンドの違いがよくわからないのですが、
粘度に関しては 製本用<木工用 です。
製本用は最初からなめらかなので緩めずに使える時も多いかなと思います。
接着強度の差は分かりませんが、これまで木工用を使って不都合はなかったです。
コンクールに出すような総革装の製本の場合は、なんとなく製本専用を使っています。場所によってはにかわを使うこともあります。
今回紹介するのは、普段使いできるノートやアルバムなど気軽に取り組める製本のための、のりボンドです。
木工用とは書いてありますが、紙もOK。
私はこの大きなサイズの木工用ボンドとでんぷん糊を使っています。
1:1の割合で容器に入れ、よく混ぜる。
その後水を混ぜて緩くします。
マヨネーズぐらいの緩さです!
水の割合を教わったこともあるのですが、その通りやっても目標の緩さにならなかったので、マヨネーズぐらいの緩さ、と教えて頂いたのを参考にやっています。その方が、ボンドやのりの状態やメーカーによらず作りやすいですよね。
使ったのはこちら↓
ちなみにこちら↓では製本専用のボンドが購入できます。
緩くなったら、濾し網で濾します。以前はこの作業、面倒でしなかったこともありますが、すると、とてもなめらかになり使いやすい。
濾した後、粒々が残ります。これを見るとやはり濾して良かった~。
この粒が表紙貼りの作業中に入ってしまうと、乾燥後、表面に影響しますから。
開封したての糊とボンドを使う場合、つぶつぶはあまりないとは思います。
密閉容器に入れて保管します。
先生はキャップ付きのペットボトルに入れて持ち運びされていましたよ。
今回のりボンドを紹介しましたが、ボンドをそのまま使ったり、ボンドを水で少し緩めて使ったり、と使う場所や目的にあわせて変えています。
のりボンドは、でんぷん糊のゆっくり乾く性質とボンドの強い接着力、という二つの性質を兼ねています。
強い接着を必要としている部分はボンドのみ使用しますが、そうでない場所、例えば、表紙貼りなどは作業に失敗しても短時間の内なら剥がしてやり直せるなど、特にビギナーさんには、使いやすい接着剤と言えます
こののりボンドを使って、今はアルバム作りをしています。
完成後ミンネで販売予定です。