- 著者: 和田 慎二
- タイトル: 超少女明日香 (6)
- 著者: 和田 慎二
- タイトル: 超少女明日香 7 MFコミックス
生霊編の最終巻です。
救世主が実は明日香と同じ自然の友として生きる血筋だった。
が明日香と大きく違うのは、自然との共存ではなく、自然の流れを強制的に変えるところだった。
自然の流れを強制的に変える、ということはどこかに歪みがでてくる、ということ。
その歪みを利用して、この世に恨みを残して死んでいった人間達の生霊がよみがえる。
救世主と呼ばれ、自分でもそうだと信じているので、利用されていることに気がつかない。
救世主が愛する人を自然が守ってくれなかったことで死なせてしまう、という現実、記憶はなくしていても自然に守られている一也との差を目の前で明確になったことで、余計にムキになっていく救世主。
明日香は、一也たちの記憶を消したのにどうしてもいっしょにさせたがっている自然の流れに動揺しながらも救世主の本当の姿を見つけるべく、同じく自然と共存している一族にあい、謎をとく。
結局同じ目的だということがわかり、一也も家の奥深くにしまわれていた、誰のものかもわからないウエディングドレスを見て、あるきっかけで記憶をとりもどし、やっぱり明日香を追いかけていく。
最終的には3人で生霊と闘い、生霊から救世主を解放する。
一也とも再会し、やれやれ・・・と思っていたら、また逃げてしまった。
いっしょに戦ったことで、一也は自然に守られる立場からいっしょに戦うものと変わってしまうことを恐れたから・・・