思い出のタオルケット~幼い頃の切ない記憶 | HSP✖️不登校サポーターaikoᵕ̈*親と子を繋ぐ居場所作りをしています‍‍

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集団の場が苦手、人と話したいのに緊張して上手く話せない、場面緘黙症、共感性の高いHSPの気質をもつaikoだからこそ不登校になる子供の気持ちをくみとってきました。これから不登校の子と親を繋ぐ居場所を作ります ̖́-‬

やっと卒業できた。


私はタオルケットをにおうとすごく落ち着く。


赤ちゃんの時からの癖らしい。



タオルケットが小さなハンカチになり家の中だったら常に持ち歩いてた。


気づけば小学生になり、まだハンカチを手にもちにおい続けていた。



ある日、優しいおばさんがこう言った。
『そろそろハンカチにおうのやめない?』って。


その時にもうやめた方がいいのかな?と思って
やめることができた。



母は、とても喜んでそのおばさんにお礼を言ったらしい。



後で聞いたら母がそのおばさんに言ってくれと頼んだとか。


妹2人もクセがあったのに私だけやめれなかった。


ようやく卒業した!!


しばらくたったある日、部屋に大好きだったタオルケットがおいてあるのを見た。



手にとってにおいたいという衝動は、我慢しようと思ったらできた。


でも一瞬にして頭の中に言葉にならない感情が湧き上がった。



このタオルケットがないと私はどうやって過ごすの?

何で我慢しないといけないんだろう?


そう感じた瞬間、走って思いきりタオルケットを抱きしめてにおった。



すごい安心感が自分を包み込んだ。



時はたち、大人になりハンカチやタオルケットがなくても大丈夫になった。



そして自分の過去の気持ちと向き合いながら過ごす日々の中でタオルケットをかけて寝ている時、心の中で


『お母さん』と言っていた。


あれ?今、なんて思った!?


無意識につぶやいた言葉に自分でびっくりした。




タオルケットが大好きだった幼い頃の自分に時計の針が戻り、今の自分の感覚にピタッと当てはまった時に気がついた。



本当は、寂しかったんだ。
タオルケットじゃなくてお母さんに抱きしめてもらいたかったんだ。
タオルケットは、忙しかったお母さんの代わりだったんだ。
辛いことがあった時の心の居場所だったんだ。


あの時にお母さんにみてもらえていたら
タオルケットはすぐに卒業できていたかもしれないね。


でもこれでいい。
私の人生は、これでいい。
これで良かったなと心から思う。




母から電話がかかってきてこう言われた。


『あんたが赤ちゃんの時から使ってるタオルケットがあるんだけどいる?』


即答でいると答えた。




いつもならもらわないけど、ほしかった。


もらった時に使っていたタオルケットだ!と嬉しくなった。
しっかり覚えていた。


ボロボロになり薄くなっていたスヌーピーのタオルケットは、今娘に使っています。


娘もタオルケットが大好きな子なのです。


私は、今でも寝る時はタオルケットを抱きしめて寝ると安心するのです♡






歴史を感じる。
そして、スヌーピーってそんな昔からあったんだという事実に驚く私でした。

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このタオルケットは、私からのおさがりです♡