プロ野球の広島東洋カープの
ホームであるマツダスタジアムでの
2016年の観客動員数は
215万7331人。
年間72試合が開催され、
平均29,963人。
収容人数32,000人の
93.6%にも達する。
東京ドームの収容人数は
55,000人だが、
そのような球場を選択しなかった。
松田元オーナーは、
「広島市は周辺を入れても
150万人ほどで、
マーケットも小さいから、
いかにお客さんに
何度も来てもらうか」
と球場運営の方針をいう。
球場に求めるのは、
「3世代がともに楽しめる
『集いの場』
であること」
球場は「遊環構造」という、
回遊性があり変化に富んだ
設計になっている。
「今度はあの席で見てみたい」
と思うようになるという。
その狙いは的中し、
まさに、人口に相当する動員数を
達成した。
(日経トップリーダー 2016.12、赤貧でもしつこさで勝つ、松田元 広島東洋カープ)