私の失敗 | 想いが伝わる本を書くブログ

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武蔵野デジタル出版社長の牛田肇がモーモーするブログです♪

これは私の失敗談です。

 

ある出版企画を進めていました。
著者はキャリアのある女性。
ノウハウ本の出版を
予定していました。

 

よく打合せをし、
コミュニケーションがとれていたと
思っていました。が、
とんでもないミスをしたのです。

 

書籍の制作サポートをいつ始めるか?
つまり、ご発注の段階で、

「今でしたら、いくらにいたします」

と申し上げたところ、
お客様の形相が急変しました。

 

「そんなね、安いから今買えなんてね

 ○○のたたき売りじゃあるまいし。

 私は自分の本をそんなものと
 同じには考えていません。

 大事なことだし大切なものだから
 じっくり考えたかった。

 それに、

『そんな売り文句に釣られる人』

 だと思ったの?

 とても残念ね。がっかりよ」

 

ご予算、出版希望時期についても
お伺いし、事前情報を踏まえての
ご提案だったのですが、
その一言が命取り、
取り付く島もありませんでした。

 

結果、失注に終わったのですが、
多くの事を学びました。

 

値引き・割引・サービスは
間違った方法ではない。
しかし、全ての商品に適用できる
とは限らない。
出版は、コストよりも価値が
重視される傾向にある。

 

どのような人に、
どのような商品を提供し、
お客様はどのような姿に
なることを望んでいるのか?

 

以来、お客様とは、
頭を真っ白にして、
お客様のなりたいイメージを
絵に書いていくように、
お話をするようにしています。

 

(牛田肇 武蔵野デジタル出版)