一般の人の文章の面白さ | 想いが伝わる本を書くブログ

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武蔵野デジタル出版社長の牛田肇がモーモーするブログです♪

やっぱり文章は奥が深い。
三島由紀夫の「文章読本」を
読んでみました。

たまには、重い本も刺激になります。

プロと一般の人の文章の違いが参考
になりました。

文章には、

「鑑賞的文章と実用的文章があり、
プロは、鑑賞的文章の技巧を磨き、
実用的文章においてもその技巧を
こらして、質の高い文章を作る」

これがプロ。

対して、一般の人の文章は、

「鑑賞的文章の模倣的な部分と
無意識的な実用文章部分が、
奇妙に混淆(こんこう)して、
それが一種の面白さになっている」

と一般の人の文章の面白さを
語っている。

鑑賞的文章、実用的文章は
「文章読本」を読んでいただきたい。

(「文章読本」三島由紀夫、中公文庫)