将棋の米長邦雄氏と羽生善治氏の対談
で「逆転はなぜ起こるのか」と
米長氏
「微差で逆転するのはほとんどなくて
あるのは決まって大逆転」
という。
「なぜかというと、
やっぱり疲れているのです。
普段の実力が出せれば、
逆転するはずはないのです。
今、最善手を指せと言ったら
簡単に指せるでしょう。
ところが実戦では、
そこに来るまでにヨレヨレに疲れて
いるわけです。
だから、逆転勝ちする人は
逆転するほど相手を疲れさせた
ということなのです」
羽生氏
「疲れさせるのも実力のうちですね」
(「人生、惚れてこそ」、米長邦雄、羽生善治、クレスト社)