「伝わる文章・コミュニケーション」もここからは＜スタンス＞＜テクニック＞の両方を含んだ内容としてお話して参ります。
『お話の背景を伝えよう』
実際の例です。
シニアの方が小学時代の回想を
書かれていました。
戦時中のお話ですが、
「校庭での朝礼が終わり、
足を洗って教室に入った」
とありました。
私は戦後生まれですので、
戦時中のことは知りません。
この文章で、
「なぜ、足を洗ったのか」
が分かりませんでした。
理由を、尋ねますと
「当時は、物資がなく裸足でした。
それで、校庭の土で足が汚れるから
入り口の足洗い場で足を洗ったの」
とお話いただき、
とても理解できました。
（学校の「足洗い場」のルーツも
知ることができました）
このように、お話されたことを
書いて頂けると、当時を知らない人
が読んでも理解できるのですが、
書いていないケースが多いのが実際です
そこで、書かなかった理由を尋ねると
「自分の中では、
当たり前に思っていた」
とお答えになったのです。
「当たり前」なことは、
自分では気付きにくいところです。
お話の「背景」とも言えます。
その「背景」が説明されるだけで、
お話がとても理解しやすくなります。
「背景」ですから、説明だけで十分です
表現にこだわる必要もありません。
ぜひ、お話を知らない人のために、
お話の「背景」を表現して下さい。
とても伝わり易くなります。
（MDP牛田）
_/_/_/お知らせ_/_/_/
武蔵野デジタル出版より
本の書き方のノウハウ本を出版いたします。
「本を書きたい人のための文章の基礎技術」
著者：高橋恵治
電子書籍のみでの販売です。
価格：９９円（税込）
（３月１０日１７時～１２日１７時まで無料キャンペーン開催です！！）
是非、ご購読ください。
販売サイトはこちらです。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00UEYLK5G
伝わる文章・コミュニケーションは
「本の書き方教室」でも、
お話をしています。
ご興味のある方は、是非(^_^)/
http://ms-dp.com