偽悪のすすめー嫌われることが怖くなくなる生き方
坂上忍(講談社+α新書)
「バイキング」の月曜から金曜の総合MCであり、毎日、その番組内の言動がネットニュースになる、坂上忍さん。
その生き方の根底にあるものを、この一冊に凝縮している。例えば、「なぜ、一年の稼ぎを、大晦日の競艇の掛けに投じるのか?」「好みでないルックスの女性芸能人をブスと言ってしまうのか?」などなど。
今の坂上さんのブレイクの裏側。与えられたお仕事を、全力(と言うと語弊があるか)で、如何に爪痕を残せるか、けれども、人情味ある形で。
ブレイク前、準レギュラーの様に頻繁に、上沼恵美子さんの大阪のトーク番組でゲストとして呼ばれた際には、コンパクトにテーマトークを展開する。そして、ウケる。上沼さんがツボにはまり、更にトークが踊る。そういう所が、「踊るさんま御殿」の潔癖キャラで、また、さんまさんが膨らます、沸く。それが、お茶の間に定着したと考察する。ドライだけども、暖かさは忘れない。
「バイキング」も、時事ネタを扱い出し、全編、ワイドショー化して、かなり視聴率も上がってきて、見ごたえがある番組になって来たが、個人的には、「ミヤネ屋」の宮根誠司さんのように、パネラーに意見を求めるスタイルは共通している。そこを、パネラーのみならず、その後の展開を視聴者をワクワクさせる。そういう毒味を開花させている、そのスタンスがこの一冊にある。
