「ええ声、してるね!」 | ほんだな

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本棚から本を引っ張り出して読むように、新たな驚き・発見・喜怒哀楽を得ることができるそんなブログでありたいです。

「君、めちゃくちゃイイ声しているね!」

 

 この一言、初対面の人に、10人中9人に言われます。神から頂いた、マジで貴重な賜物なのか知れませんが、もう辟易としています。本音、正直、めちゃくちゃ嬉しいんですよ。けどね、もう、変声期から、約20年、経過しますかね、こう言われ慣れてしまうと疲れるんです。

 

 なぜ、真面目に、声を褒められるのが嫌なのか? 唄(合唱)をやっていますと、もうこの低いバリトンの声を発しただけで、合格点を頂けるのですよ。それがなぜ不満なのかと言いますと、「NHKのど自慢」を想定してください。第一声で、「キンコンカン、キンコンカンコン、キン、コン、カン!」と鐘が鳴る。肝心の歌を聴いてくださいよ~、めちゃくちゃ練習したのに、サビまでは唄わせて、、、となってしまう。

 

 正直、歌唱のテクニックに関しては褒められたモノではないし、楽譜も音符も一切読めませんので、音楽論も分からないですし、音楽史にも、クラシック音楽にも、造形はありません(但し、J―POPや、流行の洋楽など、大衆や若者向けの音楽は大好きですが)。高校時代に、合唱部に所属していましたが、声の良さに有頂天になるだけ、天狗になってしまっていただけ。音楽の本質について、全く追求することなく、唄う機会を、人生の中で、一時終えてしまいました。こればっかりは、唄に関して、「しくじり先生」として講義できますし、反省している点であります。

 

 だから、声以外で褒められるよう、めちゃくちゃ、現在努力していますし、まだまだ短い機会であり、かつ、お世話になっている先生方には、「お前は、音楽の良さを追求しておるな、ふむふむ」とご理解してもらい、ご指導ご鞭撻頂いています。

 

 よく、巷では、「再ブレイク芸能人」とか言う言葉がありますが、私も、いま再ブレイクの真っ最中なのかも知れません。けれども、「天狗になるな!」という想いは、人一倍感じています。唄うことに限らず、音楽に触れることは楽しいです。聴くこと唄うこと生活の一部。だから、そんな音楽にガッツリ取り組みたい。それが本音です。唄う機会に真摯に取り組みたい、それだけです。だから、声がイイことを採点基準から外して欲しい。僕はね。

 

 再び、唄にお誘い頂いている方々にも、聴きにいらっしゃる方々にも、その点は、本気で取り組んでいきたいと決意しています。その決意と共に、文章を終えさせて頂きます。