『風は山河より』/宮城谷昌光  | 本の虫太郎のブログ

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『風は山河より』


宮城谷昌光 (みやぎたに まさみつ)


面白さ ★★★★☆ (ホシ四つ)

歴史小説の好きな方、ぜひ読んでくださいクラス


作者/宮城谷昌光について


1945年 愛知県蒲生市に生まれる。

主に歴史小説を書き、特に古代中国の偉人にスポットをあて、

清新な文章で描く作品は独特の世界観がある。


  • 1990年 に『天空の舟』で直木賞 候補。
  • 1991年 に『天空の舟』で新田次郎文学賞
  • 『夏姫春秋』で第105回直木賞を受賞した。
  • 1993年 、『重耳』で第44回芸術選奨 文部大臣賞受賞。
  • 2000年 、第3回司馬遼太郎賞 受賞。
  • 2001年 、『子産』で第35回吉川英治文学賞 受賞。
  • 2004年 、第52回菊池寛賞 受賞。

    ※上記に、リンクは張っておりませんので、あしからず。


  • 【この本の内容】


    私の大好きな作家の本です。

    第1巻をとても楽しみに読みました。


    これまでの中国ものと違い、初めての日本の時代小説です。


    上洛を目指す武田信玄率いる3万の軍を、

    四百余の城兵で一ヶ月も食い止めた男がいた。

    三河の野田城主・菅沼新八郎定盈(さだみつ)である ‥‥‥

    どうです、興味を引くでしょう。


    定則(さだのり)・定村(さだすえ)・定盈(さだみつ)の菅沼三代を描いています。

    第一巻は、定則の時代。

    松平清康(家康の祖父)が、天下を目指し動き出すところから始まります。

    清康が、また颯爽として格好いいですね。


    河原で拾った謎の童子や童子にかかわる謎の美女、

    定則を守る忍者十蔵などなど、小説の面白さを満喫できます。


    三河の小豪族が、時代の風に乗って走っていく様子は、読んでいても

    わくわくします。

    爽やかな読後感は、中国ものと共通です。


    主人公は、難攻不落の「墨守の家」を保っていきますが、

    その生き方は、楽毅にも似ているように思えます。


    女性とのかかわり方も、風韻があり、

    背筋がすっと伸びるような趣があります。


    文章が本当にいいですね。

    ぜひ読んでほしい本です。


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