『風は山河より』
宮城谷昌光 (みやぎたに まさみつ)
面白さ ★★★★☆ (ホシ四つ)
歴史小説の好きな方、ぜひ読んでくださいクラス
作者/宮城谷昌光について
1945年 愛知県蒲生市に生まれる。
主に歴史小説を書き、特に古代中国の偉人にスポットをあて、
清新な文章で描く作品は独特の世界観がある。
※上記に、リンクは張っておりませんので、あしからず。
【この本の内容】
私の大好きな作家の本です。
第1巻をとても楽しみに読みました。
これまでの中国ものと違い、初めての日本の時代小説です。
上洛を目指す武田信玄率いる3万の軍を、
四百余の城兵で一ヶ月も食い止めた男がいた。
三河の野田城主・菅沼新八郎定盈(さだみつ)である ‥‥‥
どうです、興味を引くでしょう。
定則(さだのり)・定村(さだすえ)・定盈(さだみつ)の菅沼三代を描いています。
第一巻は、定則の時代。
松平清康(家康の祖父)が、天下を目指し動き出すところから始まります。
清康が、また颯爽として格好いいですね。
河原で拾った謎の童子や童子にかかわる謎の美女、
定則を守る忍者十蔵などなど、小説の面白さを満喫できます。
三河の小豪族が、時代の風に乗って走っていく様子は、読んでいても
わくわくします。
爽やかな読後感は、中国ものと共通です。
主人公は、難攻不落の「墨守の家」を保っていきますが、
その生き方は、楽毅にも似ているように思えます。
女性とのかかわり方も、風韻があり、
背筋がすっと伸びるような趣があります。
文章が本当にいいですね。
ぜひ読んでほしい本です。
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