長友佑都『日本男児』のまとめ | 朝礼・商談・接待のネタ帳!ビジネス書を超読み解く

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いつも仕事が忙しいビジネスパーソンへ。本を読む時間のない人向けとして私が読んだビジネス書を解説をしています。

※要旨


・バスタブにつかり、温まった体を広げて、ストレッチを行う。
それは一日の終わりに必ず行う日課だ。
たったひとりの部屋で、身体を伸ばしながら、コンディションを確認する。
小さな違和感も見逃さない。
約10年かけて、鍛え続けた筋肉と会話を交わす。
そんな時間を僕は大切にしている。


・ストレッチをしながら、確認するのはフィジカル・コンディションだけではない。
今日一日を振り返り、自分自身を見つめ直す時間でもある。
定めた目標と、現在の自分との距離を測り、足りないものを認識する。


・大きな目標を設定し、そこへ向かうための道程を逆算し、
今日やるべきことに100%で取り組む。
今日頑張れなければ、明日はない。
だから、誰にも負けない努力をしてきた自信がある。


・中学時代、駅伝のトレーニングをしたことで、得たものは本当にたくさんある。
子供のうちに心肺機能を鍛えることが出来た僕には、走力とスタミナが身についた。
目標を定め、そこへ向かって頑張れる自分の可能性を知った。
努力をすることで成果が出る。
妥協しないことの意味や価値を実体験から学べた。


・東福岡高校の100人を超える選手の中で、監督の目に留まるため、
長友佑都というプレイヤーを認識させるためには、短所よりも長所を伸ばすべきだと考えた。
誰にも負けない武器が僕にはあった。
走力とスタミナだ。
それを磨くためにはフィジカルを鍛える必要があった。


・高校時代、朝5時に起床。
朝食前にランニングなどの自主トレを開始する。
8時半には教室へ行き、放課後は夕方まで部活の全体練習を行い、その後は夜間の自主トレ。
無我夢中で練習し続けた。
毎日睡眠不足との戦いだった。


・トレーニング方法は本を読んだり、トレーナーの人に聞いたりした。
でも基本は「より多く、より重く」という感じ。
キツイと感じれば感じるほどプラスになると思っていた。
だからこそ、どんどん自分を追い込んだ。


・メンタルが変われば行動も変わる、プレーも変わる。


・大学時代、椎間板ヘルニアを再発した。
つらい思いの中で、出会ったのが、「体幹を鍛える」という方法だ。
体幹筋と呼ばれる、胴周りにある腹筋、背筋、腹横筋など、たくさんの筋肉を強化することは、
ヘルニアの発生を防ぐだけでなくプレーへもいい影響を与えてくれる。


・サッカーにはミスはつきものだ。
重要なのはなにが起きても平常心でいることだ。
ミスを受け入れ、気持ちを切り替えて、やるべきプレーを精一杯行う。


・「瞬発力、ダッシュ力、とにかくスピードを上げなアカンと思う」
日本代表になり、さらなるスピード強化に取り組んだ。


・持久力を維持する筋肉と、スピードを発揮する筋肉はまったく違うものだとも言われている。
マラソン選手と短距離選手の身体は違う。
でもその二つを両立させる身体を作りたいと僕は思った。
「佑都はスタミナとスピードを追い求める筋肉をあわせ持っている。
お前は日本サッカー界の常識を変える、実験台になっていくんだろうな」
コーチの言葉も自信になった。


・好調なときこそ、来るべき困難を想定した準備をすべきだと僕は思っている。
そういう準備が出来ていれば、壁にぶつかったときに慌てることもない。
壁は成長のきっかけ。
どんどん壁が来ればいいという気持ちになれるのも、準備が出来ているからだ。
そういう意味で僕はいつも壁を待っているかもしれない。


・目標を定め逆算し段階を踏みながら進む。


・逆境に立たされたときこそ、自分の真価が問われる。


・「苦しいとき、逆境を乗り越えたら、大きなチャンスがやってくる。
W杯では絶対になにか起きる」
そう思えた根拠はほかにもある。
それは岡田監督の姿だ。
どんなに非難されようと監督はブレたり迷うことがなかった。


・選手として超一流な彼らは人間としても超一流。
それをインテルで知った。


・リスペクトする気持ちが人間関係を良好にする。