素肌美人になるためのスキンケア基本事典/吉木伸子 | 骨までしゃぶれ!

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素肌美人になるためのスキンケア基本事典
吉木 伸子
池田書店
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前々から時間があったら書こうと思って書けなかった本について書いてみる。
結構有名らしい(?)皮膚科医の吉木先生が書かれた本。
私は読書といえば専ら小説か漫画で、これ系の本は新書も含め、
あまり読むことはないのだけれど、
私がたまに覗いている美容ブログの方がお勧めしていたので読んでみた。

内容については、本当に有効な美容成分について、
詳しく書かれているのがいいと思った。

個人的な話になってしまうのだけど、
私は大学卒業後~就職してから、体調がものすごく悪くなった。
どのくらい悪くなったか、というと、就職してから三年の間におくすり手帳二冊使い切るほど。
今三冊目。笑えない……。

風邪は引きやすい、過食と拒食(吐くわけじゃなくて、胃痛で食べられない)の繰り返し、
体重は数か月の間に10キロ近く前後するのもざらで、
あらゆるアレルギーは悪化するし、しまいには喘息になって、点滴を打つほどに。
めまいや頭痛、意識が飛ぶような立ちくらみに悩まされ、
このままでは死んでしまう、と思い会社をやめた途端、劇的に回復した。
嘘のような、本当の話。ストレスっておそろしい…。

ただ、会社をやめてからも悩まされたのが肌荒れ。
アレルギーはストレスで悪化するらしいのですが、
自分は元々重かった花粉症や金属、ハウスダストアレルギー等が悪化した結果、
一番ひどい時にはファンデーションを塗れないくらい、
皮むけや吹き出物がひどく、それらは会社をやめてかなりましになったものの、
その時に出来たニキビ跡に悩んでいた(今も悩んでる)

それで色々な化粧品を手当たり次第に試してみたものの、
中々いいなあ、と実感するものにもあえず、
また、選ぶときになにを基準にどう選んだらいいかもわからなかった。

その点、この本では成分について、結構詳しく解説があるので、
基礎化粧品を買う際に、成分表示を見て、
自分でその化粧品の効能について考えられるようになったのはかなり助かった。

また、自分は乳液や近年推されているオイル系も色々ためしたけれど、
なんとなくインナードライ肌になっているような感じがして、
しっくりこなかったのだけれど、
乳液等、油分でふたをするのはあまり有効でなく、
セラミドの入った美容液などで保湿するのを勧められていて試したところ、
今までよりかなり肌の調子が良くなった。

今はこの本を参考に、洗顔料を酵素入りのものにし、
ビタミンC誘導体入り化粧水+セラミド美容液、
どうしても乾燥するときはそれにワセリンを薄ーく塗る、
というシンプルなケアに変えたところ、近年で一番調子がいい。

ただひとつ、やっぱりお金がかかる。
どの商品もぴんきりなのだが、安いものは有効成分が少なかったりする。
特にセラミドは高い~!いいやつを使っているとあっという間にお金なくなる。
そのあたりは悩みどころ。

本の中ではしっかり先生開発の化粧品が宣伝されているので、
興味のある方は試してみてもいいのかも。
自分は、楽天の自然派化粧品ショップで購入したのがコスパ的によかった。

また、自分が驚いたのは、ファンデーションについて。
先生によると、きちんと基礎化粧品でケア出来ていれば、下地は必要ないという。
それまでわたしは色々化粧品に手を出していたのだけれど、
最近はミネラルパウダーファンデ+ルースパウダーだけに変えた。

最初はいきなり粉をつけたら乾燥するような気がしていたけれど、
以前より化粧が崩れにくくなったような気がする。
どうしても鼻など毛穴が気になる部分だけ、
スプレータイプのBBを併用してあげると結構いい感じになる。

日焼け止めについても、表示されている効能はあくまで、
規定通りの量をつけたときであって(結構多い)、
薄く塗れば、それだけ効果はない、ということ。

自分はべたべたするのが嫌なので、今まで顔はうすーくしか塗っていなかったので、
結構ショックな内容だった。
顔については、たくさんの日焼け止めを塗るより、
ルースパウダーなど、パウダーを塗る方が有効、とあったので、
最近はパウダーを塗っている。

しかし、ランニング時などにはやはり汗でとれてしまうので、
そのあたりは悩みどころ。

なんだかとりとめのない文章になってしまったが、
肌荒れで悩んでいる人は一度読んでほしい。

結局、どんないいファンデーションをつかっても、
元の肌が汚いと、全然効果ない。
逆に、元の肌が綺麗なら、安いファンデでも問題ない。
まだまだ美肌にはなれないけれど、もう少し努力を続けてみる。