もう9月も終わっていきますね。
秋に向かっていくんだなとしみじみ![]()
さてさて、第6回目いきますよー
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奥様との会話を始めて5分ほど経った頃、
奥から人が近づいている足音が聞こえた。
「作業がひと段落したみたいね。」
奥様には聞き慣れたその足跡が
誰のものであるかすぐにわかったようだ。
「ご主人ですか?」
「はい。Oさんがお待ちかねの主人です。」
奥様がいたずらなほほえみを浮かべて言った。
ぼくが苦笑いを浮かべているとガラガラっと引き戸が開く
「お待たせしてしまってすみませんでした!」
一目で職人とわかる出で立ちと雰囲気のご主人だった。
第一印象で話しやすい方だなという明るいオーラを放っていた。
「いえいえ、お会いできてうれしいです!初めまして。Oと申します。」
その場から立ち上がり、ご挨拶をする。
「Sさんからとても優秀な方だとお聞きしています。
この度はよろしくお願いします。」
「優秀ですか・・・Sさんはいつも大げさに言う方なので・・・」
先ほどと同じような苦笑いをしながら返答すると奥様が
「○○(娘さんのお名前)と同じ高校だそうよ。」
冒頭の会話が活きてきた。
「そうなんですか!では娘の先輩ですね。」
奥様の発言を受けてご主人が言う。
「実はDさんのお店の前をいつも通っていたんです。
高そうなお菓子があるなーと。
きっとお金もちが行くお店だと決めつけてました。」
冗談っぽくぼくが言うと少し場が和んだ気がする。
「親の代からこの稼業を続けていますが、
高校生にそんな印象を持たれていたなんて初めて知りましたよ。」
ご主人の豪快な笑い声がさらに場を明るくさせる。
つづく