本が好きなFPのブログ -9ページ目

本が好きなFPのブログ

一期一会の人生を綴るのです。

もう9月も終わっていきますね。

秋に向かっていくんだなとしみじみひらめき電球


さてさて、第6回目いきますよー



=================================================================


奥様との会話を始めて5分ほど経った頃、

奥から人が近づいている足音が聞こえた。





「作業がひと段落したみたいね。」


奥様には聞き慣れたその足跡が

誰のものであるかすぐにわかったようだ。



「ご主人ですか?」


「はい。Oさんがお待ちかねの主人です。」


奥様がいたずらなほほえみを浮かべて言った。



ぼくが苦笑いを浮かべているとガラガラっと引き戸が開く
「お待たせしてしまってすみませんでした!」



一目で職人とわかる出で立ちと雰囲気のご主人だった。
第一印象で話しやすい方だなという明るいオーラを放っていた。

「いえいえ、お会いできてうれしいです!初めまして。Oと申します。」

その場から立ち上がり、ご挨拶をする。

「Sさんからとても優秀な方だとお聞きしています。
この度はよろしくお願いします。」

「優秀ですか・・・Sさんはいつも大げさに言う方なので・・・」

先ほどと同じような苦笑いをしながら返答すると奥様が

「○○(娘さんのお名前)と同じ高校だそうよ。」

冒頭の会話が活きてきた。


「そうなんですか!では娘の先輩ですね。」


奥様の発言を受けてご主人が言う。



「実はDさんのお店の前をいつも通っていたんです。

高そうなお菓子があるなーと。

きっとお金もちが行くお店だと決めつけてました。」


冗談っぽくぼくが言うと少し場が和んだ気がする。



「親の代からこの稼業を続けていますが、

高校生にそんな印象を持たれていたなんて初めて知りましたよ。」


ご主人の豪快な笑い声がさらに場を明るくさせる。


右矢印つづく