BLACK CROWS

90年代のサザン・ロックの雄

この名前を聞くと、淡い青春時代を思いだす。

まだ私が大学3年生だった頃、ロックサークルの後輩から勧められて聴いたのが、出会いだったと思う。

 

サザン・ロックが大好物だった私に取って、彼らのサウンドは刺激的だった。

オープンGチューニングにディストーションが効いたギターカッティング。

ミック・テイラーの様なブルージーなギターソロ

ロッドスチュワートさながらのハスキーボイス。

図太くタイトなボトムライン。

荒々しいサウンドに彩を添えたハモンドオルガン。

何処を取っても文句の付け所が無いバンドだった。

もはや彼らの曲をコピーするのは必然だった。

 

時が経ち、あれから30年。

北海道の空の下、今はBLACK CROWSに襲われている。

 

10月の清々しいゴルフ場。

付き合いゴルフとは言え、気持ちが良い日だった。

道内はスループレイ方式を取っていて、クラブハウスで食事をする習慣が少ない。

更にラウンド終了後も風呂に入らず、サッサと帰路につく。(せっかち?)

結果的におにぎりなどの食品をカートに積んで、食べながらプレーをする。

 

メンバーの人達はエコバックに食品を入れた後に、シートにきつく縛りつけている。

私「あまりに警戒しすぎでは?」

メンバー「道内のカラスを舐めたらいけませんよ」

私「へーそんなに激しいのですね・・・」

 

鼻から人の話を真剣に聞いていない私は、カートの開閉式の篭に、パンやウイダーインゼリーを詰めた小さいバックを置いてプレーを続けた。

 

そして悲劇は訪れた。

メンバーの大声が聞こえた瞬間、パンとウイダーインゼリーを加えて森に消えていくカラス

私はただ茫然と見送る羽目に・・・( ノД`)シクシク…(せめて一つにしてくれよ)

篭を開けて、更にファスナーまで開けて盗むなんて夢にも思わなかった。

しかもグリーンに近くにいる鹿の親子が笑っている(そう見えた)

 

それから更に1カ月後・・

休日の昼下がり、ママチャリで呑気にお買いもの。

札幌のサイクリングは空気が澄んでいて気持ちが良い。

 

次の瞬間、後頭部に突然衝撃が襲う!

「なにすんだよ!」

叫び声が周囲にこだまする。

でも誰もいない・・・・

目線を上に向けると電柱にBLACK CROWS

こっちを「ざまあみろ」と言わんばかりに見ている。

 

自然豊かなのは良い事だけど、カラスが獰猛すぎる北海道。

今日もカラスの鳴き声に怯えながら過ごす私であった。

 

・・・いつか逆襲してやる!