2年前の3月下旬。
引越しで訪れた札幌
東京では桜が咲いているのに、雪が降っている風景に衝撃を受けた。
(こんな所で暮らしていけるのだろうか・・・)
それでも異国情緒のある街の風景が新鮮だった。
ゴミステーション
道路に置かれている緑色の砂箱
ペチカ煙突がある家
イエローに塗られた消火栓
縦型の信号機
やたらに車線の多い道路
庭先の灯油タンク
変わった形の屋根
風になびく防犯旗
レトロな路面電車
余裕が出来ると、週末はランニングシューズを履いて札幌の街を走った。
お気に入りは北海道大学のキャンパスを1周するコース
白樺やポプラの緑に囲まれて走る爽快感は最高の癒しになった。
寒さや雪を除けば環境的には贅沢な街だ。
「札幌二度泣き」という有名な言葉がある。
札幌に転勤を命じられた時は都から遠い北限の地に流されるかのような、寂寥感や悲壮感で泣き、数年を札幌で過ごし、他都市への転勤を命じられた時にはよそ者をも受け入れる温かい人情に包まれ、快適な生活を送ることのできた札幌を離れるのが嫌で泣く。
私もこの街を出る時に何を思うのだろう。
今朝、風の音で窓を開けると猛吹雪。
いつもなら億劫な通勤も、今日は気分が少し違う。
靴が埋もれる雪道を一歩一歩噛みしめて進んだ。
この風景を忘れないように・・・・