不倫脳…

お花畑で浮かれている のか

それとも 現実と向き合うのが

余りにも恐ろしいから なのか


不倫だけど「 純愛だから…」と

自分達を 正当化するばかりで

家族を守るどころか 痛めつける

不倫者の言動を 見聞きするにつけ


不倫する人に

多くの人が 嫌悪感を抱くのは



結局  人を 裏切る 

愛のない人間 という

印象を持ってしまうから だと思う




【 裏切り 】という言葉を調べると

 ‥裏切り行為は、

 老若男女・古今東西を問わず

 最も怒りをかきたてるものとして

 知られる‥      と 書かれていた



そんな 

裏切り行為を 繰り返した 夫




最初の頃は

バレれば すぐ謝罪していた夫も

発覚も 何度目かとなれば

怒る私に 逆ギレし


そう長い付き合いではないはずの

不倫相手の方が

妻や子より大事 と 主張し

攻撃的な 態度を

とるようになっていった




それでも

離婚はしたくない と言う夫



私は 

夫の心を 測りかね


気の迷いからの

遊びだった と言われれば

許す妻も いっぱいいるものだよ

などと 言ったが



夫は

とてつもなく 酷い事をしている 

という 自覚はあった そうで

どのツラ下げて

そんなことが言えるのか… と


弁解するような心境 には

なれなかった らしい



私は 

せめて 謝るぐらいの

誠意を見せてほしい と思った



けれど 

それは


その時の 夫には 

とても 難しいことだったのだろう







夫の 初めての不倫は

結婚して半年ほど経った頃のことで

私は 妊娠中だった


夜の街で 顔見知りの女性に遭遇し

お酒を飲み いい感じになり

女性に誘われて ホテルへ


それまで 遊んだことなどない

夫にとって

この出来事は 大きく


女性の 緩さ 軽さを知り 

(同性からすると それは女のイヤラシさだ

 不倫は寝取り それは男女関わらず

 ある種の優越感を覚えるものなのだろう)


女性に対するイメージが変わり


不倫などできるわけがない から

欲に任せて不倫してしまう 自分に 

変わってしまった…と 夫は話す




その後は

職場の独身女性 に

好意を伝えられて 始まった不倫が 

2回 と


お酒の席で 出会った 

既婚女性(別居中) が ノリが良く

自分に気があるように 感じ

夫から誘って 始まった不倫




その心は…


いずれの不倫も

ヤレそうだ と 思ったから 

だ そうだ





女性は

男性の性衝動 肉欲 を

愛情と 捉えがちだ


そして

不倫でも

どんな成り行きで あっても

体の関係が 始まれば

愛とか 運命とか ツインレイとか

思うのかもしれないが



夫には そんな発想はない



夫は

性欲と愛情を 結びつけることや

不倫相手たちへの 愛情を

完全に 否定しており


夫の 不倫は

自分の欲を満たす為 で


妻や 不倫女性が 

妄想するような

それ以上の思いは なかったのだ…






もちろん

女性から 夫を誘うような態度や

言動が あったとしても

不倫するかどうかは 夫の判断で



もともと 夫には

男は浮気する生き物 という考えや

願望はあった  そうだ が


だからと言って

欲に流され不倫するような人間 を

良し とは 思えるわけがなく



自分は 昔から

格好ばかりつけたがり

意志が弱く

楽な方に流されやすかった

不倫している自分は 汚いと思った

と これまでの人生や 不倫を 

振り返る 夫は


不倫している自分に

嫌悪感もあり


だから 余計に

人に ゲスと思われるのが

耐えられなかった のだと思う





妻にも 不倫相手にも

責められる 不倫男



妻に 不倫を咎められれば

逆ギレし

正当化しようとする のも


不倫相手に 対して

誠実さ や 愛の存在を 

アピールする のも


どちらも 同じ理由だったのだ



夫は

妻にも

不倫相手にも


誰にも


スケベな 

愛のない ひどい男だと

思われたくなかったのだろう…








欲 に 流され


刺激や快楽 と 引き換えに

失ったのは  安らぎ 



非難にさらされ


しでかした事の 大きさに

謝ることもできず


孤独な 


裏切り者の 心は 叫ぶ




自分は 

そんなに 悪い人間ではない 




 …はず