自己弁護する
その言葉からは
不倫している自分 を
肯定できず
本当は 不倫は嫌
という気持ちが 見え隠れする
人は ズルさを 嫌うもの
人にとって
ルールは 大事なもので
無視できるものでは ない
だから
いけないと分かっている 不倫を
始めたこと
そして し続けることの
仕方なさ や
正しさを 探して
不倫相手に
純度の高い 愛情
(それは 絶対ちがう) や
時には 不倫からの結婚 を
望むのだろう
不満だらけで
満たされず
とても感謝の気持ちなど 持てない
日々だったのだろうか
自由に 生きたい
輝いていたい と
不倫も
自分の意志で 選んだつもりが
気持ちの昂りは 冷めるもので
次第に
相手の出方を うかがい続け
それを ジャッジし続けるという
相手次第 の
自由とは程遠い関係 に
がんじがらめになっていく
いけないこと は
精神を 蝕む
そして
それまで 積み上げてきたものを
破壊する
心 からだ
依存を 断ち切るのは
並大抵のことではない
不倫相手は
やっと 出会えた
運命の相手なのかもしれない… と
己の欲を 叶えてくれそうな
不倫相手に 執着し
会えない時間 や
思い通りにならない時間 は
止まらない 妄想の時間
疑念を 拭うことはできず
誰のものでもない
人の心を
自分だけのものにしたくて
こうするべき
こうあるべき と
自分の中の 正しさや
理想と 照らし合わせ
相手への評価は
上がったり 下がったり
そんな
常に
飢え
お預けを食らったような 状態で
貰える
ぬくもり や 快楽
引き出せた 嬉しい言葉 は
再び
何度でも
気持ちを
最高に 高揚させるのだろう
…やはり
愛されている
自分達は 正しいのだ
自分の 思った通り
不倫は(仕方なく)しているけれど
とても 愛情深く
とても 素敵な人で
信じて ( 期待して)よい
大事な相手 なのだと
不倫を やめられない
自分にとって
都合の良い結論に
しがみつき
思い込もうとする
不倫相手 に
本当の姿など 見せるわけがない
相手が 逃げてしまわないように
まるで この関係に
価値があるかの ように
相手に
そして 自分を
ごまかしながら
続けるのが 不倫なのだ
一時的に
確かに 愛されている と
満たされ
一時的に
自己肯定感や自信が 持てても
そんな 思い は
じきに 枯渇し
余計に
自身を
苦しめることになるのだろう
とある
色々と視えてしまうらしい人 の
ブログに
"思い込みは 災いをもたらす"
と書かれてあった
なるほど…
不倫も そういう類の
最たるものの一つではないのかな
と 思った次第