性懲りも無く

また連絡を取り合っていた 二人


夫は

違う 違う

思っているようなことではない

と 慌てている



やはり 

夫から メールしたのだと言う


どうぞ 

そのどうしても別れられない人と

生きていって下さい

と言うと 


夫は

それだけは 絶対嫌だ 

と" 心底 嫌 "というような顔をした




自分から 連絡しておいて

偉そうに…


不倫女性の勘違いにも 驚かされるが

不倫男の勘違いも 負けてはいない

どういう考えで また 

女に近づくようなことが できるのか



しかし

女が 連絡に応じている

ところを見ると 夫の自惚れも

あながち 間違いではないのだろう


だからこそ 

刺激してはいけないのに


連絡をしない という

私には 簡単に思えることも

難しいことなのか?





…こんなことばかりして


本人達は バレていないつもりでも

誰に知られ

醜聞が どのくらい広まっているのか

分かったものじゃない


昔 父の会社で

社内不倫している人がいて

父に届いた その男性社員の年賀状は 

仲良さそうに寄り添う 家族写真

何も知らないらしい 

笑顔の奥様を 見ながら

なんて 恥知らずな男 だと

嫌悪感を抱いたことを思い出す… 



家族や身内の顔に 泥を塗るのも

たいがいにしろ!


状況によっては 

悪質なことをする 非常識で 

信用できない奴と 判断され

仕事を 失い 

家庭も 崩壊だ


子の 父親や 母親が

人の道を踏み外していると 知れば

娘達や息子達は 傷つき


本人達は 知らなくても

誰かに 影で言われ

足を引っ張られたり と

何らかの とばっちりを受ける

可能性もあるのだ



そんな奴が

加齢や 病気で体が弱った時

恨みや怒りを抱えてきた 家族は 

優しい気持ちで 

支えようと 思えるのだろうか



極端な話だが

自分が虐待を受けかねない とは

人生の終盤に酷い目にあう とは

想像もしていないのだろう



夫の不倫は

私への虐待だったと 思っている


人の心を踏みにじる

裏切り行為をやめない奴は


生きているうちは いない方がいい人


死んでからは いなくても良かった人

に なってしまうんじゃないのかなー





…言葉が だんだん 荒れてきたが


安心しきっていた 私に

そのメールは 

渦中の 絶望感や危機感

被害者意識を 呼び起こし

夫を 責める気持ちで

いっぱいになってしまった





そういえば 


初めて

夫の不倫を 知った時も

ただただ "怒り" だけだった



後に

人に対して 自分の感情を

ぶつけられる というのは

相手を 信じる心や

少しでも期待が 残っているから

できることだったんだな と

思ったものだが…